どこからともなく現れて
どこかへ消えてしまった老婆
「あれ......
おばあさん???」
「おばあさーん!どこ?どこいったの?」
僕達は周りを走りながらその姿を探した
辺り一面
真っ白い砂浜
少し強い風が僕達の背中を押して通り過ぎる
「どこにもいない.....」
「たった今そこにいたのに....」
「ヒョン.....一体これって.....」
しばらく僕達は黙り込む
「さっき........」
「ん?」
「さっき....
おばあさんいなくなる前に僕達のこと....
ユノ、チャンミンって....言いましたよね.」
「ああ!そういえば言ってた!
確かにそう言ったよな....
一体.....
あのおばあさん誰なんだ...」
さっきの恋人達の話が頭から離れられない
何となくだけど...
それは僕達と深い関わりがあるように思えて仕方がなかった
彼女の方はお腹に子供がいたとの事だったけど
その子供たちはもしかしたら2人ではなかったのか
常識では考えられない何かの力で二人は魂を救われ
数年後、全く他人となって別々にこの世に送り出され
そして二つの命は必然と出会い
ある試練を乗り越えた時に
ここに導かれるように決まっていた事ではなかったのだろうか
何かを成し遂げるために生かされているのではないだろうか
いや......
そんな非現実な事はありえない.....
理解に苦しむ現象に僕とユノは混乱しながら
その場にしばらく立ちすくんだ
「なぁ....チャンミナ.....」
「はい...]
「考えててもしょうがないし...」
「そうですね....
ヒョン、神像にお祈りしましょうか..」
「そうだな
沢山の伝説がある神像だったんだよな
おばあさんに聞かなかったらきっと
通り過ぎていただろうしね」
過去に神の像と敬われ
人々に足を何度も運ばせた石像
今は土に埋もれつつ壊れ欠け
その姿を見に来る者は誰もいない
僕とユノは膝まづき手を合わせて
心から祈りを捧げた
ユノはポケットから例のキャンディーを取り出すと
石像の前に供え
「ここ素敵なとこですね
僕とチャンミンを導いてくれてありがとうございます
これ甘くて美味しいんですよ」と言った
僕は少量のペットボトルの水を
石像の前に少しふりかけて
「いつまでもここを見守っていてください」
そう言った
するとどこからか温かい風がフッと吹いて
砂が舞い上がる
それと共に格子模様の布が宙に舞い
ゆっくりとフワフワと飛んでいく
「ヒョン、、あれ........」
誘われる様に僕とユノは布の先を追いかけて行くと
1本の木の下でストンと落ちる
そこには2人分座れるスペースの石段があった
つづく
愛のポチポチいつもありがとうございます!
更新の励みになってます感謝感激




いつも読んでくれてありがとうごじゃいます<(_ _)>
神秘の世界に少し突入しちゃいましたね^^;;
何故チャンミンがこの場所に惹かれたのか
ユノと一緒にここに導かれてやって来たのか
全ては謎ですが
2人が今ここに一緒に生きているということが
必然とも奇跡とも言える現実であり真実である事を
お話に書きたかったので^^
そして
前記事コメント沢山ありがとうございました^^
エントリだけでゼイゼイしちゃいますが
これもまた嬉しい悩みですね^^
まずはどのくらいの確立なのか^^;;
当落日早く来てほしいような来てほしくないような...(爆)
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二人が今一緒に生きていることが……っていうYUNAさんの言葉、響きましたぁ(´▽`)
ふと思ったんですけど、もし二人が芸能界に入らなかったらどうなっていたのかな?って。あのルックスで一般人なんて相当あり得ないけれど、でもどんな形でも二人は出会って、お互い大切な存在になっていただろうなと思います。来世でもきっと、二人は一緒。そう思えるくらい二人は深いところで繋がっていると思います。そんでもって、どんな形でも、来世も二人に出会いたいなぁと思います。出来ればもうちょい、二人と年齢が近いといいな(笑)
エントリー、緊張しますね(´ω`)何度予定を見てもエントリーできるのは東京ドームの1公演のみ!渾身の願いを込めてエントリーします!
昨日、来年のスケジュール帳を買いました。気に入ったのがいろんな色があるもので、何色にしようか悩みました。やっぱり赤かと思ったんですけど、どうしても黄色にひかれて黄色にしました。買う前に旦那に『派手かな』って聞いたら『いいじゃん。幸せを呼ぶ色だよ』って言われて購入決定(笑)一番にはユノ、チャンミン、家族の誕生日、次にライブに行ける日を書き込めたらいいなぁ♪
みなさんの二人に会いたいと思う気持ち、届きますように(o^-^o)