パーティーもピークになりかけた頃
プールサイドは溢れんばかりの人混みでごった返し
南国の夜は一段と盛り上がりを見せていた
「しかし凄い混雑だよな」
「さっきより人が増えましたよね」
「気づいてるか?」
「何がですか?」
「周りの男が皆、チャンミナの事見てる」
「え、そんな事ないですよ~
他にも女の人たっくさんいるじゃないですかぁ~」
「だよな
でもやっぱりチャンミナは一際目立つんだろうな」
気にしてなかったけど
そう言われて意識して周りを見てみると
確かに多くの視線を感じた
「俺、なんか鼻が高いな♪」
「何言ってるんですか!
女の人は皆さんヴァンパイアに夢中みたいですよ」
ユノに熱い視線を送る女性達
いつの間にか僕達の周りには
人だかりが出来ていた
「チャンミナ疲れないか?
そろそろ部屋に戻る?」
「僕は大丈夫だけど
それにしてもこの混雑はきついですよね
そろそろ戻りましょっか?」
「そうだな
もう時間も遅いし休むか」
「そうしましょう」
ふと見るといつのまにか
プールサイド正面に即席のステージが設けられ
スタッフは慌ただしくその周りを行ったり来たりしている
「何か始まるのかな?」
「なんでしょうね?
ショータイムでバンドが入るとかかな?」
「じゃ、これ見てから戻るか。
とりあえずもう一杯飲む?」
「はい
今度は僕が飲み物持ってきます」
「チャンミナ歩くの辛いだろ?
俺行ってくるからここにいろよ」
「でも...
ヒョンばかりに行かせて悪いですよぉ」
「いいから、ここにいろよ
さっきと同じのでいいか?」
「はい!すいません」
ジンライムはこれで5杯目
生のライムというのが気に入ってそればかり飲んでいた
バーカウンターに行き
ユノがドリンクを注文している間
パーティーの雰囲気に僕は酔いしれる
人だかりはあんまり好きじゃないけれど
たまにはこういう空間も悪くない
思えば
こんなに遠く離れた場所でこんな仮装をして
ユノと2人で酒を飲んでいるなんて
なんだか自分が自分じゃないみたいで可笑しかった
満天の星空
グラスとグラスがぶつかり合う音
時々吹いてくる暖かい夜風がとても気持ちいい......
ほろ酔いで音楽のリズムに合わせながら
その場でユラユラと左右に揺れる僕
その時
左腕を誰かに強く掴まれる
振り向くとそこには
サタンの仮装をした見知らぬ異国人が立っていた
プロレスラーの様な体型の大きな身体の男で
顔にはマスクを被っている
僕の腕をグイグイ引っ張り何処かに連れていこうとする
「え?」
人違いなのかと思い、
僕は手を横に振って
「違います」とジェスチャーで示すが
そのまま強く引っ張られ連れていかれる
焦って必死で抵抗するが
サタンの力強さは半端じゃなかった
「何だこれ??
ちょっと!まじで?!」
ただ事じゃない状況にますます焦り
周りをキョロキョロ見回すが
皆、楽しそうに見ているだけで誰一人助けてくれる人はいない
少し酔っているせいか足取りもぎこちなく
それに加えてヒールやドレスが邪魔をして
上手く動きをとる事ができず
もはやされるがままに僕は連れていかれた
やがてドリンクを持って元の場所に戻ったユノは
僕がいない事に気づく
「あれ?
チャンミナ....どこ行った?」
周りを見渡し何処にもいない事に気づくと
ユノは僕の名前を呼ぶ
「チャンミナ!チャンミナ~!」
するとユノの側に昼間のスタッフがやってきた
「ドウデスカ
タノシンデイマスカ?」
「あ、どうも
あの、実は.......」
と、その時
スポットライトが一点を照らし
プールサイドの反対側で
大男のサタンに連れ去られていく僕に気づく
「えっ、、!」
僕だと確認するとユノはその場で大きな声で叫んだ
「チャンミナァ!!」
つづく
(この物語はフィクションです)
愛のポチポチ更新の励みとなっています
心から感謝しておりますありがとうございます




パーチー長いっすね^^;;;;
ハイもうすぐ終わります(m。_ _)
しっかし毎日クソアチーですね~

今日車のハンドルで火傷しそうになりましたわ^^;;
冗談抜きで目玉焼き作れるレベルかもしれまへん

いよいよよ8月夏本番

ビギカレンダーのチャンミンは
涼しげなイケメンカメラ小僧でしたね

相変わらず音沙汰なしのチャンミンですが
事務所には通っている様ですね^^
チャンミンの元気な顔見れるの待ってるからねぇ~
- 関連記事
-
スポンサーサイト
今、関西で「バリ島わがまま旅スペシャル」という番組観てます(^ω^)
ムリアリゾートホテル
凄いんですね❗️!(◎_◎;)
今回チャンミンとユノの小説シーンと当てはめて見直してます♡
チャンミン綺麗すぎて連れさられた?なのかな?
それとも、知り合い?さてさてどーする?ユノ!
(^ω^)❗️