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2014/07/22 Tue  14:03
僕がユノと呼んだ日 12話「腕の中で」



とても温かくて心地良い
幸せな夢のあと

ベッドの中でゆっくり目覚めると

僕はユノの腕の中にいた



右手で腕枕
左手でしっかりと抱えられて

僕の身体はユノの腕の中にすっぽり入っていた


目をぱちくりして少し上を見ると
眠っているユノの顔がすぐそこにある

ユノの温かい息がおでこの辺りに吹きかかり
あり得ない状況に僕は思わす固まった



「....え....」



そして更にあり得ない光景が僕を襲う

そのまま下の方に目線を向けると
ユノはトランクスしか身に着けていない事に気づく



「な.....んで.....は...だ...か..?」


慌てて僕は自分の下半身を見る

白のハーフパンツに上半身は薄手のランニングシャツ

昨日寝た時に着ていたままの服装だった


「ふぅっ......」


少しだけホッとしてみるものの
状況が全く分からない

それにしてもこれって......



下半身を即座に確認した自分が何だかすごく恥ずかしく思えた


生唾をゴクッと呑みながらもう一度ユノの顔を見上げる


夢か......

そうだ、きっとこれ夢だ....

強く目を瞑って何度も瞬きをする


すると、気だるそうにうっすらと目を開けるユノと目が合った


「おはようチャンミナ」


「え....あ.....
お、おはようございます」


一瞬ドキッとして顔を赤らめ
目を下に向けてそう答える

しかし下を見るとユノのトランクス姿の下半身が目に入って余計に顔が赤面してしまう



「よく眠れた?」

「あ.....はい......」




って、何普通に会話してんだ...!

この状況、どう考えても絶対おかしいだろ..


「あ...の...
僕...どうして....
なんでヒョン...はだかなんですか」


「覚えてないの?」


「えっ...」


も、もしや..

僕、酔っぱらってとんでもない事したのか?


とんでもない事....


ヒョンが裸になる様な事をしたって事か?

でも僕は服着てるし....うう...


だめだ.....


ぜっんぜん思い出せない



ユノは口角を上げてにやっと笑って

「昨夜のチャンミナ大胆だったな
酔ってたか?」


「えっ........!」


だ、大胆って.....

一体僕は何をしたんだーー


「あ、あの、その、僕はヒョンになんか...その..した、?とか?」


「なにかって?」


「あの...だから...その.....」


焦りながら顔を真っ赤にして必死で問いかける僕を見て
ユノはまたにやにやしながら


「チャンミナに夜中襲われた」



ええええーーーー



「..お、おそ、おそわれた?
ぼ、ぼくに??」


もはや頭の中がパニック状況
自分がどんな事を言ってどんな顔をしているのか訳が分からなくなり
口を開けたまましばらく放心状態になりかけた

そんな僕を見てユノは


「あはーはー
残念ながら何もされてないけどね」


「え...でも、、じゃなんでヒョンは裸で....」


「あのね
チャンミナに襲われたのはほんと」


「僕が?ヒョン..を..ですか??」



ユノはニコッと笑って


「ほんとに覚えてないみたいだな」



そう言うと
左指で僕の髪を撫でながら
昨夜の事をゆっくりと説明しはじめた


どうやらユノはあれから
蒸し暑くなって目が覚めたらしい

浴室でシャワーを浴びた後
部屋に戻って着替えをしようとした時

ベッドの端の方で今にも落ちそうになっている僕に気付いて
真ん中に身体をずらそうとすると
寝てるはずの僕にいきなり首もとを抱きつかれ
そのままベッドに沈められたしく...

ユノに言わせれば着替えさせてもくれなかったと....


真相を聞いて僕は顔に火が付いたように真っ赤になった


「なっ、なかなか大胆だろ?」



ユノの背中に密かに寄り添ったとこまでは覚えている....

その後の記憶は全くない......


酒のせいもあって寝ぼけていたのかもしれないけど
そんな行動をした自分が信じがたかった



「あの...ごめんなさい..
僕ほんと...あの...覚えてない..」


「俺、チャンミナに襲われて嬉しかったよ」


「ヒョン..ほんとすいません」


「なんなら
ほんとに襲ってくれても良かったのにな」


「えっ....」


「抱きつかれた時・・
俺凄くドキドキしたんだぞ
なのにその後やけに静かだなって思ったら
爆睡してんだもんなぁ」



「あ、あの!
僕なんか言いましたか?」



「うん?
別に何も言ってなかったかな..」




良かった....



「あの..
それでそのまま服を着ず寝てしまったって事ですか?」


「うん
チャンミナが抱きついて離してくれなかったからそのまま寝ちゃった」




~~~~僕はなんてことを~~~~




「ぼく....ほんとヒョンごめん...」


「嫌だ
許さない」


「えっ.....」


「じゃ、許すから言うことひとつ聞いてくれる?」


「なんですか?」



するとユノは内緒話をする様に
小声で僕の耳元で


「チャンミナもパンツだけになって」



「ええっ、え....
パ、パンツ...ですか?僕も?」




なんで.........

でも.....確かに.....

ユノを裸のままにしたのは僕のせいだし...


どうしよう....脱ぐべきなのか...

しかし....脱いだからってどうなるんだ....

さらにありえない光景になるだけだよな。。。。。

それに..昨日からシャワー浴びてないし....


困った様に真剣に迷っていると
ユノは僕の髪をクシャクシャッとして




「もうー
チャンミナはほんと可愛いなァ!
冗談だよ冗談!」



「あ........」




焦った.......

冗談だったのか....

もう少しで脱ぐとこだった........




「チャンミナ」

「はい」


「あと少しこのままでいてくれる?」


「あ....でも..これじゃ
ヒョンの右腕がしびれちゃいますよぉ...」



「じゃ、こうする」



そう言ったかと思うと
ユノは上半身を少し起こして僕の上に被さり
鼻の頭にチュッと軽くキスをすると逆側に素早く移動して横たわり
今度は左腕を僕の頭の下に置いた


「これならあと5時間くらいは楽勝だ」



「あの...服は..着ないんですか?」


「着てほしい?」


「風邪ひくかもしれないし......」




「こうすれば大丈夫」


そう言って僕の手を握り
自分の腰を抱くようにまわさせると

右手でしっかりとその上から抱えられ
僕の身体はユノの腕の中にまたすっぽり入った


僕は抵抗する事も特になくそのままユノに身を任せる


なんだろう.....


それがなぜか自然な事の様に思えて


自分でもよく分からないけど

とにかく今は
もう少しこのままでいたいと思った



「あ..の..
僕、汗臭くないですか....?」


「俺、チャンミナの汗の匂い大好きだから」



僕の肩をぎゅっと抱きしめる


ユノの腕の中はとても温かくて

どこか懐かしい感じがして

全ての不安を吹き消すほど
とても穏やかで安らげる場所だった


胸から胸に伝わってくる鼓動の音
ユノと僕の体温が重なり合う

その居心地の良さにいつの間にか僕は
また眠りに堕ちた




そしてさっきよりも




もっと幸せな夢を見た







つづく


(この物語はフィクションです)


愛のポチポチいつもありがとうございます!
更新の励みになってます感謝感激
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ユノの腕の中は世界で一番安心出来る場所
ようやく自然体にだんだんと気づいてきたチャンミン(*´ー`*)

しかし
脱いでほしかったかも・・・
できればパンツも(爆)

まだも少し続編書きますが
帰ってきてから妄想時間が限られているので
遅れる可能性もあります^^;;

でも、読んで頂いている方がいてくれる限り
出来る限り全力で頑張りまーふ(*´ω`*)
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テーマ : 東方神起   ジャンル : アイドル・芸能

Comment

☆ (*ノ▽ノ)

キャーキャーキャーなんか素敵素敵素敵♥
自分がチャミになってユノに鼻Chuされたり、自分がユノになってチャミの汗をかいだ気分になったり、息を飲むように読ませていただきましたよ➰(o≧▽゜)o
ん~ドキドキ♪♪♪

☆ 

こんばんは!キャーワァ~ワォ~
妄想で毎日、読むのが楽しみ。
読者をこんなにも夢中にするって凄い!
今日も読んだから寝られますm(__)m

☆ 幸せ~

ユナさん、初めまして。「チャンミンyes!」そして、ユナさんの大ファンです。
昨日は、切なくて、もどかしくて涙してしまったけど、今日は、にやけが止まりませんでした。読みながら、大きな声が出そうになり、左手で口を押えながら、必死で読ませてもらいました。
この二人の状況、幸せすぎます。ユノの腕の中にチャンミン。ユノペンの私としては、自分に置き換えたいけど、どう考えても、かわいくて、綺麗なチャンミンの方がしっくりくる~。

ユナさん、ゆっくりでもいいので、続きを楽しみに待ってます。
ファイティン!

☆ 腕の中…

Yunaさん、皆さん、おこんばんわ。
もー、Yunaさんたら、いいわあ。
なんかTi amoのネタバレ見ちゃって、2人の、は、だ、か。しゅてきすぎる。
いっそのこと、ぬーど写真集出してくだはれ、日本の10周年記念でどうかしらエイベ様。
ビギは食いつきまっせ。

ユノの腕の中、気持ち良さそう。でもそこはミンの指定席だもんね。

☆ 

Yunaさん、はじめまして(^з^)-☆
こちらのブログの大、大、大ファンです。いつも密かにおじゃましてました、ってか私の日課です。

妄想小説 毎日楽しみですっかり虜で自分の感情移入がヤバい…
チャンミンの切ない気持ちに涙したり、今回のユノの腕の中では幸せな気持ちになったり… 続きが楽しみすぎます。
この二人には結ばれてほしい(できれば現実でも)
そう思ってるトンペンは少なくないはずですよね( ̄▽ ̄;)

☆ 

YUNAさま、皆さま、お久しぶりです(^-^)/

最後にコメントと思ってたけど、我慢できませ~ん!

相手と自分の気持ちに、もしかしたら…もしかしたら…っていう時が恋愛の一番いい時じゃないですか~
だから、なんだかもう毎回ドキドキして、このままでいいかも~(せめてプラトニックで~)なんて思ってます。

続き楽しみにしてますね( ´∀`)/~~

☆ 腕の中で。。。

yunaさん☆皆さん☆こんにちは(^-^*)/

腕の中でを読みながら、萌え転がっちゃいましたよ~(//△//)

ユノヒョンの腕枕で眠るチャンミン、キャー(〃д〃)

目覚めて、隣に眠るユノヒョンが何故か裸?で、思わず自分の下半身を確認して、ホッとするチャンミン!

そりゃあ確認するよね~

ユノヒョンの冗談も、すぐに真に受けるチャンミンがかわぇぇ~です(#^.^#)

二人にものすごく感情移入してしまって大変です(^-^;

yunaさん☆次回のUpも、楽しみですよ~(#^.^#)ハッピーエンドに向かってくれるといいな~

☆ 裸の夜は蚊取り線香ね♪

yunaさん こんにちは♪

きたきた!!!
みんの密かな願望が知らず知らずに行動に表れましたね~~

パンツだけになって!とユノに言われ真剣に考えるみんみん(゜ロ゜;
『早く脱げよ』とユノに強く迫られれば
『う、うん…』と、言うとおりにしたかなーーーーーーっ!!
んもぅ泡ふく…

鼻にチユゥって、かっわい~~~~~
みんみん、ユノの魔力にいちころ♪

チアモのいけないサジンがぁ、このお話とシンクロして私の頭ん中もいけないことだらけww
暑く蒸し蒸しした夜は、妄想にかぎりますねん!
楽しみにしていまーす♪♪

☆ なおちゃんみんさんへ

こんにちわ(^_^)

読んでくださってありがとうございますm(__)m
お鼻Chuはユノさんほんとにしそうですよね。
チャミの汗は私も嗅ぎたいです!

コメントありがとうございました!

☆ けいこさんへ

こんにちわ(^_^)

温かいお言葉ありがとうございますm(__)m
そう言って頂いて嬉しいです。
ストーリーはそろそろ終盤になると思います。
毎日更新が不可能な時もありますが
出来る限り頑張ります(*^_^*)

コメントありがとうございました!

☆ ぴのゆのさんへ

こんにちわ(^_^)
始めまして。

温かいお言葉本当にありがとうございますm(__)m
ちょっともどかしく切ない場面もありますが
やっぱ二人でいることがユノにもチャンミンにも幸せな事だと思います(*^_^*)
そろそろお話しは終盤になりますが最後まで愛情を込めて書いて行きたいと思います。

コメントありがとうございました!

☆ Yukanandaさんへ

こんにちわ(^_^)

Ti amoのはだかのお2人しゅてきですよね。
ユノもチャンミンも男の色気が物凄く出てきましたよね~
もはや少しお高いビニ本です(笑)
エイベでもこの手のやつ是非お願いしたいです。食いつきます羽を広げてカモになります。

コメントありがとうございました!

☆ とまたんさんへ

こんにちわ(^_^)
始めまして。

温かいお言葉ありがとうございますm(__)m
そんな風に言って頂いて嬉しいです(涙)
切ない場面も少々ありますが
この二人には結ばれてほしいですよね。
勿論現実でも(* ̄ー ̄)
色んな意味で素晴らしいパートナーに巡りあえてユノとチャンミン本当に良かったと思います(*^_^*)

コメントありがとうございました!

☆ うえりんさんへ

こんにちわ(^_^)
お久し振りでございます!

読んでくださってありがとうございますm(__)m
恋愛の一番いい時ってほんとそうですね。
プラトニックの方がドキドキする場面って沢山ありますもんね~
リアルでも二人の心の関係の深さにドキドキしてます(*^_^*)

コメントありがとうございました!

☆ クッチさんへ

こんにちわ(^_^)

萌え転げてくれてありがとんごじゃいますm(__)m
やはり下半身は確認しますよね(笑)
実際の図を想像しながらいつも書いてるんですけど、ここは赤面致しました(#^.^#)

コメントありがとうございました!

☆ まきさんへ

こんにちわ(^_^)

自分の密かな願望にようやく気付き始めた様ですチャンミン
実際はどうなんだろうな~
もっとオープンにさらけ出しているのかな(*´ー`*)
パンツはお互い見飽きてるでしょうね(笑)

コメントありがとうございました!

☆ 

YUNAさん
もうもう・・・・
はあはあ状態なんですけど。

展開があまりにも想像通りっていいたいけど、そうでなく、パンツ1枚の話とか

やはり天才ですね。YUNAさん。

続きが!続きが!

私はまてるのだろうか。

今も1話から読み返したとこです。
読み帰すたびに萌え~~~
単行本にしてください。

すぐに買います!買い占めます。どごいサジンも付けてくださいな。

☆ yaegoさんへ

こんにちわ(^_^)

はあはあして頂いてありがとうございますm(__)m
ユノがパンツ一丁でチャンミンを抱き締めてる
姿を想像しながら書いたんですけど私もはあはあしました(爆)
温かいお言葉いつもありがとうございます(*^_^*)

コメントありがとうございました!

☆ 

こんにちわ(^o^)

今さらですが、YUNAさん、お帰りなさい(^∇^)

私事ですが、ただいま家族旅行中でなかなか訪問できなくて…先が気になっていました(*^^*)

チャンミン、戸惑いながらも少しずつ二人の距離が縮まってきましたねぇ(^∇^)所々でユノは気持ちを伝えているけど、戸惑うチャンミンを見て冗談にしてしまう…ユノもちょっと切ないですね。

写真集のネタバレサジンが小説の中の二人とリンクして、やけにリアルに感じます(*^^*)写真集も迷っていましたが、お宝仲良しサジン満載と信じて購入決定です!

小説もそろそろ終盤ですかね(^-^)
これからどんな胸キュンが待っているのか、楽しみです(*´∀`*)

YUNAさん、本当に萌え小説をありがとうございます\(^o^)/

☆ ゆうのさんへ

こんにちわ(^_^)

ご家族お揃いで旅行中なんですね~
楽しんでますかー!
そして、写真集は購入したんですね(*^_^*)
ネタバレ見た瞬間私も即買いですわ(笑)
お宝サジン満載かと思いますよ~
貴重なショット多いですよね♪
ゆうのさん、気を付けて帰ってきてくださいね!

コメントありがとうございました!
    
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