「meeting again 3」
「はーやーくー
チャンミナ着替えてきて」
・・・ふぅ。。
仕方なく一式セットを抱えて
背中を丸めてゆっくりと無言で隣の部屋に移動をする僕
もそもそと着替えを済ませてウィッグを装着
メイク道具の中から口紅を取り出して鏡に向かおうとすると
「へぇ・・
手慣れてるんだなチャンミナ」
「ひっ」
ーーって
いつからそこにいたんだーー
「もう!びっくりするじゃないですかぁ~
いつからいたの?
着替えとか見た?僕がブラジャーつけるとことか見た?//////」
「ううん。
今来たから見てないよ
てか、チャンミナ、ブラジャーまでつけたのぉ?まじで?
本格的だなアハーハーハ」
・・・くっ
そこまでしなくても良かったのか・・・///
「脱ぎます。
ブラジャーとるからあっち行ってて」
「なんで?いいじゃん。
そんなナイスバディなのにバストがないのは不自然だと思うよ
いいから、そのままで!ねっ」
「でも、結構これ大変なんですよぉ
ストラッブ無しだから下にずれ落ちちゃうし
気を付けないとパットも移動しちゃったりとか……」
「おぉ・・なるほど~
女の人も色々と大変なんだな。
ワイヤーとか入ってないの?」
「入ってるけどそれでもずれちゃったりするんですよぉ」
「それって痛いだろ?」
「うん。少し・・
なんていうかたまにスレるっていうか
変な違和感があって…
多分サイズが合ってないんだと思うけど」
「どれ?
見せてごらん」
「嫌っ///」
「なんだよ
恥ずかしいのチャンミナ?
俺に見せるんなら別にいいじゃん」
「絶対に嫌っ///」
・・・ユノだから恥ずかしいんだよ
耳を真っ赤にして
両手で胸を隠し下を向いて嫌々と首を横に振る僕
こんな格好をしていると自然と仕草も女性っぽくなるから不思議
…………って
なんでこんな会話になってんだろ💦
「アハハ
わかったわかった
冗談だって!」
「もうっ///
ただでさえ恥ずかしいのにやめてくださいよぉ」
「あ、口紅はあんまり濃くつけなくていいからね。
そうだな…
色はイチゴジャムみたいなのある?
スイカシャーベットでもいいんだけど♪」
「そんなに何本もありませんよ。
これ1本だけです」
淡いピンクの口紅を唇に滑らせて
下唇と上唇を擦り合わせる
ティッシュで軽く押さえてふと目線をずらすと
鏡越しにユノのキョトンとした顔が見えた
「メイクはこれだけしかしませんよ。
アイツらは面白がって色々と塗りたぐりたがるけど
そうすると余計に男っぽくなっちゃうっていうか
これだけで十分なんです」
瞬きを忘れたように相変わらずキョトンと
鏡の向こうからこちらをじーっと見るユノ
「ヒョンなあに?」
「チャンミナ・・
男にしとくのは勿体な・・いや、
男で良かったんだけど」
「何わけ分からないこと言ってるんですか~
普通で考えたらありえないですよぉ
僕こういう趣味ほとんどないですからっ」
ボーッと僕の顔を見詰めたきりのユノは
鏡越しのすぐ後ろまで迫ってくると肩にそっと手をのせてくる
「サクラ……」
「え??」
「サクラ……みたいだ」
何を言っているのか聞き取れずに
目をパチパチさせて振り返りユノの顔を見ると
そのタイミングでいきなりガバッと抱き寄せられる
「チュッ♡ 」
えっ///////////
・・・・・・
抱き寄せたと同時に一瞬で唇を奪われた
いや、奪われたと言うほどのものでもなく
こういうのは挨拶程度の
・・なんていうのか
フレンキスとでもいうんだろか・・
「ヒョン!
な、な、////」
「だって…
サクラ思い出しちゃったから」
「サクラ?」
「うん。なんかね
チャンミナの綺麗なピンクの唇がさ
サクラの花びらみたいだったから・・
なんていうかな・・春みたいな
恋しいってこういう気持ちなんだろうなきっと」
「………」
それが一瞬のキスと
どう結び付くのかは意味はよく分からなかったけど
要するに春が恋しいという事なのだろうと
僕は理解をした
愛のポチポチいつもありがとうございます!
更新の励みになってます感謝感激




今日も見てくれてありがとうございます(*^_^*)
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サクラ~サクラ道の歌を浮かべますね♪~
文章の二人の会話が、マジで二人を想像、連想させて、楽しいです☆~
いや、お二人に会いたくなりますね、動く二人を見たいですね。
私ね、パリだと思ってたら、バリ島に滞在なんですね。
失礼しました。
もう今年も何時間で終わります。バリで良いお年をお迎え下さい。
そして有難うございました。チャンミンのお正月はどうかなあ?
あちらは、やはり春節がお正月かなあ?
皆さんが幸せな年になりますように~☆~