「meeting again 2」
ユノはいつも通りに過ごしたいと言った
その言葉通り
こうして僕の部屋で二人で過ごす時間は
少し前とそう変わらない
でも
それが何よりも特別な時間であった事
口にさえ出さなかったけど
ユノも僕も深く感じていた
1分1秒離れていたくない
今日の僕たちの時間は限られているのだから
「分かりました。
じゃ、一緒に行きましょう
ヒョンこの帽子被る?」
「いや、せっかくだから思いきって完璧にやろうぜ。
チャンミナ、ギュラインでいつもやってるんだろ?アレ」
「え、、アレってもしや・・」
「そう、アレ」
「な、なんでヒョンが知ってるの??」
「前にミノから聞いた」
・・・・あ、あいつか
アレというのはおそらく女装ゲームの事だと思う
以前ギュラインでガールズグループのステージをやってから
すっかり僕たちの集まりの中ではブームとなった罰ゲーム
「対戦ゲームに負けたやつが女装して酒買出しに行くんだろ?」
「あ、、
でもそれはその、、
勿論、早い時間とかじゃなくて
それに皆酔っぱらいで、、ノリっていうかその、、」
「他のやつは店員からリアルに怯えた顔で後退りされるけど
チャンミナだけは全く違和感ないって」
「……違和感はありますよぉ
どう考えてもこんなデカい女の人めったにいないでしょ。。。」
「ナンパもされたんだって?」
ーーーーぎくっ
「え、あ、ナ、ナンパって
あれは、その、僕の事どこかのモデルさんと勘違いして食事誘われ・・あ、じゃなくて、結局、どこにも行ってないですよ!
メアドとかも教えてないしっ」
って、、、
ーーーなんで僕はこんな言い訳をしてるんだーー
「ヒョン…
もしかして、あの、、」
「チャンミナの部屋に保管してあるって言ってたぞ一式セットで。
どんなやつか見せて」
げっ・・・・ったく、あいつは
お喋りなんだから・・・
しぶしぶとクローゼットの奥の方から
箱を引っ張り出して中身を広げる
セミロングの茶髪のウィッグ
無地の色鮮やかなワンピース
白のミュールにパットの入ったブラジャー
メイク道具フルセット
ユノはにやにやと笑いながら
僕を上から下まで見回すと
「お前らも好きだな~
よし!これにしよう」
「は?」
「チャンミナはじゃ、これで変装ね」
「えぇっ??
なんで僕がこれ今やらなきゃいけないんですか??
罰ゲームでもないのに、なんで…….」
「いいじゃん
たまには遊び心で俺とも楽しもうよ」
・・・遊び心って・・・
もしや・・飲んでもいないのに酔っ払ってるのか・・?
「じ、じゃ、ヒョンは何に変装するんですか?」
「俺はこれ」
そう言うと自分の黒いリュックの中から
何かを取り出して顎の辺りにそれをつける
「つけ…ひげ…」
「そう♪
よく出来てるだろこれ」
・・・・なんで、そんなの持ち歩いてんだよ
さっき変装とかしないって言ってたくせに。。。
「・・・それだけですか?
付け髭だけ?」
「そう。
十分だろ。これで
俺って分かんないよねぇ♪」
「付け髭つけたチョンユンホって誰が見ても分かりますけど」
「いいからいいから
とにかくチャンミナ早く変装してみて!」
「いや、、
やっぱりこれ目立ちますよ……///」
「いいからー
ギュラインとはいつも楽しんでるんだろ?」
・・・まぁそうだけど。。。
でも素面でこれって・・
しかもわざわざ女装してにんにく買いにいくって・・いったい・・
はぁ・・・
「どうしてもやらなきゃダメですか?
まだ外暗くないのに違う意味で人だかり出来ちゃいますよ・・」
「その時はチャンミナ抱きかかえて
俺、全力で逃げる!」
「それが一番目立つじゃないですかぁ///」
「そうかぁ?
俺、走るの速いぞー
ここのとこ走ってばかりの日とかあったからなぁ
かなり鍛えられたし
誰にも負けない自信があるしねアハハ」
・・って
そういうことじゃないんだけど。。。
ちょっと困っている僕の顔を除き込むようにして
白い歯を見せてユノはにっこりと笑う
いたずらっぽい日焼けをしたその顔は
出逢った頃のあの日の少年チョンユンホを思い出して
少し懐かしい気がした
愛のポチポチいつもありがとうございます!
更新の励みになってます感謝感激




今日も見てくれてありがとうごじゃいます(*^_^*)
大丈夫です。
女装で買い物は行きませんよぅ(^_^;
てか、にんにく買いにいくのやめたら?ってツッコミが聞こえてきそうですが(笑)
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寒くてせわしない日本とは別世界ですねぇ(^-^)
ゆったりと時間が流れてるんでしょうね~🌴
マッタリホミンのお話書くには最高なシチュエーションですね(*^^*)
私達が目にした事があるユノやチャンミンがYunaさんのお話にはよく出てきますよね(^-^)だから楽しいですぅ🎵
ギュラインの罰ゲームで女装って、あったら楽しそう(笑)
普段ポヤポヤしてるくせにいざとなるとかっこ良くて、チャンミンにはストレートに愛情を表現するユノヒョンと、「しょうがない人ですねぇ~」って感じで甲斐甲斐しいけど、内心はユノのストレートさにドギマギしちゃうチャンミン(^-^)
Yunaしゃんが描く二人に、毎回萌え萌えです。
あれ?二人でカップルに変装してお出掛けかと…
しないのねぇ(笑)
どんなお話になるのかな(*^^*)
お友達のお手伝いも恒例ですよね?
頑張ってくださいね(^^)/