「meeting again 1」
あ・・・
にんにく切らしてた・・
やっぱり入れないとコクも変わるしなぁ
買ってくるか……
「ヒョン
食材足りないものあったから
僕、ちょっと買ってきます」
リビングのソファーにゴロンと横たわって本を読んでいるユノ
スナックをポリポリと口一杯に頬張りながら
こっちを向いて
「ん?
何かないの?
いいよ、無いならそれ抜きでいいんじゃない?」
「いえ、
入れると入れないとではパスタの味が全く変わっちゃうからダメなんです。
行ってきますね」
帽子を深く被って車のキーを手に取り玄関に向かおうとすると
ソファーから飛び起きたユノが
背後から僕の手首をぎゅっと捕まえる
「チャンミナ待って」
「はい?」
「一緒に行こう。
買い物」
「え、でも…
二人でいたら目立っちゃいますよぉ
まだ明るいし…
ヒョンは待っててください」
「大丈夫大丈夫。
変装してけばいいじゃん
俺、よくやるし
ぜっんぜんバレないよ」
・・・・変装
「変装って
帽子とかマスクとかじゃなくて?
もしやウィッグつけたり?」
「ううん。
そういうのはかえって目立つからやらない」
「じゃ、サングラス??
うーん、でもそれじゃいつものチョンユンホだし……」
「サングラスもかけないよ
何にもつけないの。
このまんま」
「このまんまって……
それじゃ、バレバレじゃないですか??」
「いいか
大事なのはここから。
まず、いかに一般の人に混ざって馴染むかが重要なんだ」
「へ?」
「だーかーらー
一般人のふりをするんだよ」
「あの…
それって変装って言わないんじゃねーですか?
成りきるってことですよね?」
「一般の人に変装するんだから
変装は変装だろ」
・・・・また訳のわからないことを言い出した
ヒョンは時々
突拍子もない事を言い出す時がある
でもそれは決して冗談で言っているわけでもなくて
かなり本気で思い込んでいるから
いちいち否定するのも何かと迷う
「分かりました。
とにかくヒョンはここで待っててください
僕行ってきますから。」
「チャンミナ
あのさ・・・」
「はい?」
「今、すんなり流しただろ」
「・・いえ、べつに」
・・・・バレたか
「ねぇ~~チャンミナ~
一緒に行こうよ~」
僕の手首を掴んだまま
大きな身体を左右にくねくねと揺らして駄々をこねるユノ
まるでおねだりをする子供みたいだ
まぁ、いつもの事だけど……
どこに行くのにもユノは僕に着いて行きたがるから
心配なのか?
それとも、そんなに僕と一時も離れたくないの?
う~ん
今日はどうやって納得させたらいいのか……
口元が少し緩んでしまったのを隠しながら
僕はちょっと強めの口調で
「僕、一般の人のふりとか出来ません。
勿論、今はこうしてプライベートで部屋にいるから歌手という職業とは離れてごく普通に過ごしているけど
でも外に出たらそうはいかないでしょ。
一人で行って来ますから」
そうきっぱり言い切っても
ユノは僕の手を一向に離そうとはせずに会話を続行させる
「うーん
堂々としてれば案外バレないんだよねぇ
ちょっと前だけど俺、普通にアイスクリーム屋に入ったけど何にも言われなかったしね。」
「人だかりとか出来なかった?
変わったことは?」
「もともと人気のあるお店だから混雑はしてたかなぁ。。
あ、そういえばオーダーはちょっと間違ってたりしてたかなぁ」
「オーダー?」
「うん。
イチゴとチョコのダブルで頼んだのに
トリプルになってたんだよね。
他にも頼んでないイチゴシェイクとかついてきたし混雑してたから慌てちゃったんだと思うけどね。
お金払うって言ったのにサービスだからいいって受け取ってもらえなかったんだよ」
・・・・それ・・・
完全にバレてる・・・・
「あ、ビリヤードの時も全然平気だったよ」
「それ、7月くらいですよね」
「そうそう。
あれ?俺、チャンミナに言ったっけ?」
・・・・・写真・・
Twitterに流れてたし・・・
「だから大丈夫だって♪
そうだ!なるべく小さな店に行こうか!
まさか俺達がこんなとこにいるわけないって思う様なそうだな…
商店街とかどう?
100%楽勝かなって思うけどアハーハ」
・・・・なぜに
そう言い切れるんだろう・・・
それにしても
手を繋ぎ合いながら玄関前で延々とこんな会話
僕たちっていったい・・
てか、
にんにく買いに行くだけなんだけど💦
「う~んと、、
この辺で一番近い商店街っていえば…」
「いえ、かえってめんどくさいですから
僕、車でササッと済ませてきちゃいます」
……だいたい
一般人に変装とか意味わからないし
早口でそう言いいながら
繋いでいた手をほどいて部屋を出ようとすると
シャツの裾をすぐにまた引っ張られて
「待てよチャンミナ~~
分かった分かった !
じゃ、ちゃんとした変装して一緒にいこう」
「ヒョン
そこまでして一緒に行きたいですか?」
「それを俺に言わせるのかぁ?」
---------- 勿論
ずっと一緒にいたい気持ちは同じだった
手紙で日程を知らせてもらってから
この日をずっと待ち望んでいたことは事実で
数日前から気持ちが高鳴る一方
それでも二人きりで会えるかどうかは半信半疑だったから
ユノが行ってから初めての休暇
僕たちは再会した
愛のポチポチいつもありがとうございます!
更新の励みになってます感謝感激




みなしゃんこんにちわ(^-^)/
しばらく妄想のお話をUPしまーふ
はい、前記事にも書いたように
お蔵入りにしていたものなのでこんな感じですが(^_^;
秋くらいにユノの初休暇があったとき
当然二人は再会してるんだろうな!うぎゃー♡ と自己満足でガーッとその時に書いたものなんですけど
なんとなくそのままお蔵入りしてしまっていた妄想のお話です。
特に大きな展開はなくてまったりで
徐々に手を加えても5話~くらいで完結かな?って予定してます
途中、通常記事の更新もあるかもしれないですが、お時間ある方はお付き合いくだしゃいm(__)m
そして12月26日は東方神起12周年
ユノ チャンミンおめでとう!
今後の活動も楽しみにしています!
二人が未来に走り続けていく限り
ずっとずっと応援するからねq(^-^q)
バリの空に向かって
「東方神起バグース!!」と叫んでいるYUNAでした←バグースはインドネシア語で「最高」という意味です(^ー^)
それでわ、また!
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待ってました(๑˃́ꇴ˂̀๑)
YUNAさんの妄想小説❤︎
今回のお話しはユノの初休暇…チャンミンが艶やかな顔で空港に現れた、あの頃のお話しなんですねー(*≧ω≦)
ユノに尽くすチャンミン、チャンミンを誰よりも愛してるユノ…
2人の表情を思い浮かべながら、この先のお話し、楽しみにしています^ ^
バリのお天気はどうですか?
愛する人が暮らす韓国は寒そうで、夜中の巡回とか本当に大変だろうなぁと思います。
チャンミンも寒い外での勤務もあると思うから、ユノもチャンミンも風邪などひかないようにと願うばかりです。
昨日は息子のママ友仲間で忘年会でした(๑˃́ꇴ˂̀๑)
最近朝が早い日が続いていたのでお酒は控えていたし、直前まで仕事&職場の大掃除でやや疲れていたのもあって、いつもよりアルコールを吸収したのか今日は二日酔い(๑•́‧̫•̀๑)やっと復活してきて、小説を楽しませていただきました(´▽`)
どんなときでもユノとチャンミンは私の癒しだし、元気の源です( •̀ᴗ•́ )و ̑̑
明日は仕事納め。
疲れてストレスがたまった時期もあったけど、今年も東方神起がいてくれるから頑張ってこられました。
辛かったとき、YUNAさんの言葉で前を向くことができました。
今年も本当にありがとうございました。
2人がいない来年も、元気に乗り切りたいですね^ ^
来年もちょこちょこお邪魔させていただきますので、よろしくお願いいたします(♡ˊ艸ˋ♡)
次回のお話しも楽しみにしています(* ˘ ³˘)♡*