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2014/08/15 Fri  00:08
僕がユノと呼んだ日 30話「願いを込めて」


ユノから僕への星のプレゼント


感動で胸がいっぱいで

この気持ちを素直にそのまま伝えたいけど

恥ずかしがりやで
喜びを表現する事があまり得意じゃない僕には

上手く気の利いた言葉が見つからない...




「ヒョンありがとう....
すっごく......僕すっごく...
あの...色々...
とにかく...ヒョンの気持ちが...
嬉しいです」





「良かった...」


安心したようにユノは微笑むと
ポケットからもうひとつ
同じ星のブレスレットを取り出す



「あ....それ...」



ユノは照れ臭そうに


「お揃い」




「あ...
ふたつ...あったんですね...///」




「あのね...これね...
このブレスレット...
本当は随分前に渡そうと思ったんだ」



「随分まえ?...ですか?」



「うん
二人で同じものを身につけていたいなって
思った時があってね」



「はい...」



「もし離れている時があっても
これを見たらお互いの存在が近く感じれるんじゃないかって」



「心強くなれる
お守りみたいなものですか?」



「まぁ、そんなとこかな..
でもなかなかタイミング的に
渡す機会がなくてね」



「はい」



「そのうち必要ないかなって
思ってそのまま仕舞いっぱなしだった」



「必要...なくなったって...?」



「だって今こうやって
チャンミナと俺はいつも側にいるだろ?
心細くなる事もないし
お互いの存在は常にここにあるからな」


そう言って自分の胸をトントンと叩く



渡す機会がなかったという
ユノの言っている意味が
僕にはよく分かる気がした




「今日..僕にくれたのは?」



「ペアでつけたいなって思ってさ
あの時とはまた違う意味でな」



「嬉しいです...
僕、この星大切にします」



「食べられなくてごめんね」



「ヒョン!!」



「アハーハーハー」



ユノは僕の肩に手を回すと左手を取った



「つけてあげる」



少し不器用に何度も失敗しては
留め金を爪に絡ませながら時間をかけて
星のブレスレットを僕の手首に飾りつける


小さな星の模様はつけてみると
外側に見えるものではなくて
内側に隠されるデザインになっている事に気付いた


「これ...
星が内側で見えなくなってしまうんですね?」



「そう
このブレスレットに星の模様がある事を知ってるのは
俺とチャンミナだけだ」



ユノと僕だけが知っている星の形

二人だけの秘密

今夜の星空のストーリー


僕はまた胸がいっぱいになった



もうひとつの星のブレスレットを
口に咥えて片方の手で
自分の手首に巻きつけようとするユノ



「ヒョンかして」



ユノの手からブレスレットを取り
中指と親指で器用に留め金を繋ぐ僕



「できました」


「ありがとうチャンミナ」


「どういたしまして///」



嬉しそうにまた星空を見上げるユノ





「なぁチャンミナ
星にもやっぱり寿命ってあるのかな?」



「あります
太陽よりは短いから
1億年から1000万年とか言われてるけど
様々みたいですよ」



「結構長いんだなアハハ」



「そうですね
星にも年齢があるんです」



「星に?」




「そうですよ
温度によって星の色が違うって
さっき言いましたよね
若い星は温度がとても高いから青かったり白かったするんです
そして少しづつ濃い色に変わっていって
最終的には赤っぽくなります」



「ふ~ん
若いうちはまだ青いってことか?
これもまた人間みたいだなアハハ」



「そうかもしれないですよね
人間の年齢に星の色をあてはめてみると
少年期が青、青年期が白、中年期が黄色
更年期がオレンジで老年期が赤ってとこですかね」



「じゃ、俺達は今は白ってことかな?」



「うーん
まぁ、少年ではない事は確かだから
白ですかねー」



「ても俺、案外そろそろ
黄色だったりして....」



「あ....」




二人で目を合わせて吹き出す



「アーハーハーハー!!
ひどいなぁチャンミナ~~
笑うなよ!」



「ハッハハハハ!!
ヒョン自分で言ったんじゃねーですかぁ~!」



静かな庭園に
僕とユノの大きな笑い声が響いた



「あ、やばいやばい
あんまり騒ぐとお星様がびっくりしちゃうよな」



「僕たちの声にちょっとびっくりして
寿命が縮んだら申し訳ないです」



「うん
静かに小さくしゃべろうな」



「はーい」



「シーーッ」



二人で鼻の前に人差し指を立てて小声で話す


ユノはゴロンと仰向けになって
星を見ながら




「おれ....さ....
オレンジ...
いや、赤になっても東方神起でいたいな」




「僕もです」


即答で僕は返事をした



ユノと僕はしばらくの間
星空を眺めていた


それ以後は二人の間に
特別な言葉は何ひとつなかったけど

おそらく考えていた事は一緒で

ただこうしているこの時間が
とても穏やかで愛しく思えた



流れ星がまたひとつ移動をする


僕は心の中で願いを込めた


ずっとずっとユノと一緒にいれます様に









つづく


(この物語はフィクションです)

愛のポチポチいつもありがとうございます!
元気を貰っています(*´ー`*)
更新の励みになってます感謝感激

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さていよいよSMTですね^^

セトリもあちこちにUPされていますが

まずコラボ!マジ?って思いました~ww

日本ではこれは多分無さそうだけど

いや~楽しみ!

こちらリハから本番まで公式アプリで配信みたいです

(↓訂正追記)

ライブ配信かと期待してたんですが
リハ時間になってもなかったので
画像のみUPかもですね(・。・;


こちら

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ご訪問ありがとうございます☆
東方神起を愛してやまないYUNAと申します
チャンミンのピュアな魅力にどっぷりハマってます♥
ユノが大好きです敬愛しています^^
2人の温かい空気感が大好き
東方神起には夢と希望と幸せを貰っています
他には赤ワインが大好物!!
趣味は?と聞かれると
東方神起と赤ワインと答えてしまいます。どうぞよろしくお願いします(*_ _)ペコリ
コメントはお気軽に♪
トン好き酒好き大歓迎!

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