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2014/07/20 Sun  15:48
僕がユノと呼んだ日 10話「男同士」

ホテルの外は静かで

蛙や虫の鳴き声と風の音だけが時々聴こえてきた


ユノと僕はまだ飲み続けている


テレビをつけるわけでも
音楽を流すわけでもなく

ひたすら語り合ったかと思うと
時々互いに無言になったりと


いつの間にか時計の針は12時をまわっていた


夜も更けてくるとやたらとユノのメールの着信音が多くなる

ユノは僕との会話に夢中になりながらも
時々メールのチェックをしていた


その時
僕の携帯の着信音が鳴る



キュヒョンからだった


あいつだけにはここに来る事を
出かける前に話していた


僕はすかさずその場を離れて
わざと部屋の隅の方で電話に出る


その場で出ても全く問題なんてある訳じゃない

だってキュヒョンだから。


でも、ユノの反応が見たかった


僕がユノの電話に不安になった様に
ユノも僕の電話の相手が誰からかなのか
気になったりはしないのだろうか


そんな事を思いなから

わざとヒソヒソと小さな声で
ユノの前では聞かれては困る様な内容かと思わせる様な仕草をした


でも実際の内容は



「おおー
シムチャンミン生きてるか~」

「まあね」


「一人旅エンジョイしてるか?
寂しかったらオレそこ行ってやってもいいぞ」


「来るな
頼むから来ないでくれ」


「あっはっはフラれたか~
ホントに一人旅かぁ?」


「教えない」




キュヒョンとの電話の合間
ユノの方をチラッと見る

バーボンを少しづつ飲みながら
クッションにもたれ掛かかり退屈そうにしている



そしてまた僕はキュヒョンと会話を始める



「はっはっは
まぁとにかく楽しければ何よりでこざるな!
んで、いつ戻る?来週皆で集まるから
戻ったらお前も来いよ」


「うん来週にはもろるからまた連絡するよ」


「あっはっは!
お前ろれつ回ってないな!
男一人で深酒かぁ?
寂しくて俺泣けちゃうよー
あんま飲みすぎんなよシムチャンミン!」


「余計なお世話らー」


そんないつもの会話をしながら

本当はすぐにでも切りたい電話を少し長めにダラダラと話した


20分くらいは話しただろうか

電話を切ってわざとよそよそしくしながら



「ごめん、長くなっちゃって
切るに切れなかったから」

そう言って顔を上げて見ると

すっかりユノは眠りにおちてしまっていた



......僕の電話の相手が気にならないのか...........



深いため息をして
わざとグラスをテーブルに叩く様に強く置き
ガシャッと音をたてるがユノは少しも動かない


ふと、見ると
さっきまでほとんど減っていなかったバーボンのボトルが半分以下に減っている



「飲めないくせに.......」


心配になりユノの顔に耳を近づけて寝息を確かめた


大きな身体でクッションを抱きかかえ
少し口を半開きで寝息をたてている顔を見ていると
なんとも言えない放っておけない気持ちになった


「ヒョンここで寝ちゃだめだよ
ちゃんとベッドで寝なきゃ」

ユノの腰の辺りを両手で揺すって起こす


「......ん
チャンミナ....もっとおいで.....」


そう言ってクッションを抱きしめ丸くなる


「..........」



酔って寝ぼけているのか
まだ夢の中なのか

どうやらクッションを僕と勘違いしている様だった


僕は顔を赤らめて少し近くに寄り
ユノの抱いているクッションの隣に寝そべって
ユノをじっと見た

するといきなり勢いよく
寝返りをうつようにユノが僕の上に覆い被さってくる



「...え.......」


一瞬で僕はユノの下で身動きがとれなくなった


がっしりと鍛えられた厚みのあるユノの身体は
全体重で乗せられると苦しくて
僕は手足を動かす事も儘ならず
息をするのがやっとだった


胸板からの鼓動が僕の身体全身に響く

ユノの髪が僕の頬にかかる

少し荒い吐息はアルコールの臭いがした


ピクッと肩を動かし

「やばい.....」

小さな声でユノが言う


「あ......大丈夫...?
ヒョン....酔ってるの?」


僕は少し息を切らしながらユノに話しかけた


「起き上がれる?」


ユノは身体を僕から少しずらして

「俺....どれくらい寝た?
チャンミナ電話終わったの?」


「うん、それよりこんなとこで寝ちゃだめだよ
ちゃんと着替えてベッドで寝て
シャワーは?歯磨きは?」



「チャンミナってさ....」


「はい?」


「なんだか俺の奥さんみたいだな」


「........なっ......なに言ってるんですかっ」


「おかしいか?」


「当たり前じゃないですかっ」


「じゃ、彼女は?」


「それも..おかしいですよ...
僕とヒョンは男同士なんだから....
おとこと.....おとこなんだから........」


「おかしいって誰が決めたの?」


「誰がって...
普通はそうでしょ...」


「ふ~ん
普通かぁ...」


そう言ってユノは僕から離れて
そのまま着替えもせずにベッドに横たわった

そして1本の煙草に火をつける


「寝ないん....ですか?」

「あぁ、これ吸ったら寝る」

そう言って深く煙を3~4度吸い込み

まだ半分以上も残っている長い煙草を灰皿に押し付けて消した


思えば僕の前でユノが煙草を吸うのは初めてだった


同居していた頃のユノは僕に気を使って
部屋を汚してはいけないと思っていたのか
一度もこんな姿を見せた事はなかった



「ヒョン..
普段は結構吸うの?」


「いや、俺ベッドで吸うの癖だから」



そこには僕の知らないユノがいた




ふいに昼間の電話の女性の声が再び蘇った


「オッパに今すぐ会いたい」と真に迫って電話の向こうで泣きじゃくる女性

その女性はユノのこういう姿をいつもベッドの上で見ているのだろうか


僕はまたやりきれない気持ちで一杯になった


「ぞろぞろ寝るか」


「じゃ....僕は着替えてからあの...
そっちのソファーで寝ます」


「なんで?」


「やっぱり...
おかしいですよ...僕たち男同士だし...
同じベッドって....撮影とかじゃないんだし..」


そう言った瞬間

ユノは勢いよく立ち上がり
僕の腕を力強く引っ張った

腕に指の跡が残るくらいに強く掴まれて
僕はベッドの上に仰向けに倒れこんだ


「な....に.......」

両手首をきつく上から押さえ付けられて
鋭い目を近づけて低い声でユノが呟く


「男同士じゃそんなにおかしいか?」


僕は下唇を噛んたまま
無言で顔を横に向けてユノの目を逸らした


「俺を見ろよ」


押さえ付けられた手首はユノの指が更に強く皮膚に食い込み
僕はその痛みに耐えきれず身体を起こしてユノを全身で撥ね除けた


ユノはドンッと隣に転がってしばらくうつ伏せのままで動かない



「男同士とは....こういう事です..」


本気を出したら
もしかしたら
今の僕はユノより腕力があるのかもしれない


泣きじゃくる様なかよわい女性と比べたら


やっぱり僕は悲しいくらいに

正真正銘の男だった





つづく


(この物語はフィクションです)


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本日帰国しました(^_^)

留守の間も見にきてくれてありがとんごじゃいますm(__)m
スマホ更新のみの慣れない妄想小説を
楽しみにしてると言って頂いて感謝感激です( ノД`)…

帰国したらこのお話は終わりにしようと思っていたんですが
ここのとこトン情報も少ない様なので
あと少しだけ続きを書こうと思います(^-^;
飽きちゃったかな?(・。・;

すいませんがもう少しだけお付き合いくだしゃいm(__)m


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YUNA

Author:YUNA
ご訪問ありがとうございます☆
東方神起を愛してやまないYUNAと申します
チャンミンのピュアな魅力にどっぷりハマってます♥
ユノが大好きです敬愛しています^^
2人の温かい空気感が大好き
東方神起には夢と希望と幸せを貰っています
他には赤ワインが大好物!!
趣味は?と聞かれると
東方神起と赤ワインと答えてしまいます。どうぞよろしくお願いします(*_ _)ペコリ
コメントはお気軽に♪
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