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2014/07/17 Thu  21:12
僕がユノと呼んだ日 7話「コイビト」

民家を抜けて海岸沿いの細い路地に入ると
そこには小さな店が何件か並んでいる



「少し休憩しましょうか」

「そうだな喉も乾いたしね」


繋いでいた手を離して
一番手前の店に僕たちは入った


こじんまりしているわりには
4~5人くらいは座れそうなソファーとテーブルがいくつか並んで置いてある

インテリアも南国らしくてなかなか洒落た店だ

店内の至る所に散りばめられている装飾品をユノは興味深く見ていた


「チャンミナ見て見て」

一枚の絵画を指してユノが言う


そこにはサンタクロースが描かれていた



南国なのにサンタクロースかぁ......


一見ミスマッチに見えた一枚の絵画

よく見るとそのサンタはハーフパンツを履いていて足にはビーチサンダル
隣にいるトナカイは首からサングラスをぶら下げていた


ユニークといえばユニークかもしれない



「あれチャンミナに似てる」

トナカイを指差して僕のシャツの裾を引っ張るユノ

あえてスルーして僕は他の装飾品をしれっと眺める



店の人が来て席に招かれ
二人では余りすぎるほどの大きなソファーに僕は座った


すかさず僕の左隣にユノが座る



目の前にも大きな広いソファーが置いてある


「こっち座りますか?
じゃ、僕があっちに座りますね」

そう言って席を立とうとすると
僕の右手首を掴んで


「ここにいて」


そう言うとユノはにっこり笑って僕をソファーに沈めて自分の身体を密着させてきた


ユノの顔がすぐ近くにある
会話をすると息のかかる距離だった


話している時
ピアスの耳元を時折親指で撫でる仕草

僕が耳打ちをすると時々その部分がピンクに染まり
それが妙に僕の胸をドキドキさせた



「ゴチュウモンハナンニシマスカ?」


「えっと、ストロベリーヨーグルトスムージー」

ユノがオーダーをする



「僕は赤ワインをグラスでください
出来れば少し冷えたやつを」


「あ、じゃ俺もそれにしよう
同じやつ2つお願いします」


「ストロベリーハキャンセルデスネ?」


「いえ、それもください
あ、あとアイスクリームも」



ワインにスムージー

ユノらしいと思い僕は見えないように俯いてクスッと笑う



周りを見渡すとほとんどがカップルで
ソファー席では密着した男女が幸せそうに肩を並べていた


ふと後ろを見ると
隅の席に欧米人の老夫婦が座っている

店の人に記念撮影をしてもらっているらしく
肩を抱き合い頬を刷り寄せてはしゃぐ姿はとても仲睦まじい光景だった



「ああいうのいいよな」


その老夫婦を見てユノは微笑みを浮かべながらそう言った



「ほんとですね....
素敵だと思います」



飲み物がテーブルに運ばれてくる

ワイングラスがふたつ、イチゴヨーグルトスムージーの細長いグラスがひとつ

アイスクリームの上には3粒のイチゴとチョコシロップがかかっていた


「ラッキー!」

そう言ってユノはすぐにそのイチゴを手掴みで勢いよく口の中に放り込んだ


その瞬間
テーブルにアイスクリームが数滴飛び散り僕のシャツの袖も被害をうける


無言でリュックからハンカチを取り出して拭こうとすると
気付いたユノは慌てて自分の持っていたタオルで僕のシャツをこする

「チャンミナごめんごめん!」


「.......」


そう言いながらそのタオルでテーブルも拭き取るが自分の胸のあたりに飛び散った数滴のアイスクリームのシミには全く気づいていない様だった




「じゃ、乾杯」


「何に乾杯しますか?」


「うーんと..」


「チャンミナと俺の未来に乾杯!」


「東方神起にってことですか?」


「うーんと..
まぁ、色々だよ!
とにかくこれからの俺達に乾杯」


ユノは僕と乾杯した後に
自分でもスムージーとワインのグラスを両手で持ち
カチャッとぶつけて乾杯して一気にワインを飲み干した




...逆だろ.......普通....

一気するならスムージーだろうなぁ.......




こういうところも僕がユノを理解できない所のひとつである



ユノは少し酔っていたのかやたらとスキンシップが多かった

ここには僕シムチャンミンとチョンユンホを知っている人はいない

僕たちは開放的になっていたのかもしれない


ソファーの背もたれから僕の肩に回したユノの腕

むしろそれが自然で時々自分からその逞しい腕に寄りかかったりもした


ユノはよく僕の髪を撫でる癖がある
誰にでもすることじゃなくて僕にだけ限定だ

背もたれから肩に回した手は話すたびに時々髪にも触れてくる



「え、あの絵買ったんですか?」


さっきのサンタクロースとトナカイが描かれている南国にはミスマッチな絵画をユノは即決で購入したらしい


「うんチャンミナに似てたから」


そう言いながらさりげなく僕の髪を撫でる



「それなら僕の写真でいいじゃないですか~
なんで?絵じゃなきゃだめですか?
僕ここにいますよ?お?」


普段じゃ絶対に言わない様な言葉が僕の口から次々に出てくる


これはやっぱりこの国の魔力なんだろうか



「チャンミナ
俺達も記念撮影しようよ」


自分のスマホを出してセルフカメラをスタンバイするユノ



「ナカガイインデスネ」


店の人が笑いながら話し掛ける


「はいっ」


店中に響き渡るような大きな声で僕は答えた


ユノは嬉しそうに僕の肩を引き寄せて

「ぼくたちどんな関係に見えますか?」

店の人にそう尋ねた



「コイビトデスヨネ?」


お互い顔を見合わせて吹き出した

僕が否定しようとするとユノが


「やっぱわかっちゃいます?
そうですぼくたち愛しあってるんです」

そう言うとまた僕の肩をきつく抱いた


「オニアイデスネ
キネンニイチマイドウデスカ?」


「チャンミナ撮ってもらおうか?」

「そうですねじゃ、お願いします」



さっきの老夫婦の様に肩を抱き合い頬を近付け
僕はピースサイン
ユノはサムズアップのポーズを決めて記念撮影をした


「ホントニオニアイデス
イツマデモオシアワセニ」


「ありがとうございます
すいません追加でワインをふたつください」


「ヒョン、珍しいですね2杯目いきますか?」


「うん
気分が最高だからなチャンミナも飲むだろ」

「はい
じゃ少し冷えたやつをまた2つお願いします」


「カシコマリマシタ」




「俺たち恋人同士だってさ」


「そう・・見えるんですかね?」


「なかなか鋭いなここの人」


「ヒョン、さっきあんな事言って・・
本気で言ってるみたいに聞こえますよ」


「ん?愛し合ってるってやつか?」


「そうです。こっちはそういう系の方達も多いみたいだし」


「そういう系って?」


「だからその・・」



「愛に男も女もないだろ?」



「僕の言ってる愛の意味は・・だから・・」



上手く説明が出来なかった

自分自身
愛の意味を語れるほど僕は成熟していない



「ほら、チャンミナもっと写真撮るぞ」



それからも僕らは時間を忘れて何枚も写真撮影をした



その時だった

ユノの携帯の着信音が鳴った


すかさず席を立ち
店の奥の方で誰かと会話をするユノ


そんな電話が1時間に数回続いた


仕事ならここで話せばいいのに
僕に聞かれちゃまずい話しなのか....


なんでこんなにしょっちゅうかかってくるの?



誰?電話の相手は一体.....誰なんだ.....






つづく


(この物語はフィクションです)


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ご訪問ありがとうございます☆
東方神起を愛してやまないYUNAと申します
チャンミンのピュアな魅力にどっぷりハマってます♥
ユノが大好きです敬愛しています^^
2人の温かい空気感が大好き
東方神起には夢と希望と幸せを貰っています
他には赤ワインが大好物!!
趣味は?と聞かれると
東方神起と赤ワインと答えてしまいます。どうぞよろしくお願いします(*_ _)ペコリ
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