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2014/07/16 Wed  20:20
僕がユノと呼んだ日 6話「甘い魔法」

「僕がユノと呼んだ日」1
「僕がユノど呼んだ日」2
「僕がユノと呼んだ日」3
「僕がユノと呼んだ日」4
「僕がユノと呼んだ日」5







歩きながらハーフパンツのポケットをごそごそと探って
ユノが僕にキャンディーを差し出す


「これ甘くて旨いよ」


無操作に入れてあるキャンディー

ユノのポケットはパンパンに膨らんでいた


「僕はいりません
甘いのあんま好きじゃないし」


「そっか?
これ激甘くて旨いのにな~」


しばらく歩いているとローカルな民家が並ぶ道に出くわす

ふと先を見ると貧しい親子達が道の両端を占領している


周りに外国人は見かけなく
僕たちを待ち構えているのがすぐに分かった


そう
僕がここに到着した夜
あまりのショックで絶句したあの時の光景と同じだった



「ヒョン引き返して別の道に行きましょう」


身売りや物乞いをする子供達の悲惨な姿をユノに見せたくなかった



「なんで?まっすぐ行こうよ
この道を抜けたら海岸なんだろ?」


「でも......」


さっさと歩いて行ってしまうユノ

仕方なく僕は
出来るだけそこを早く通りすぎようとユノを追い抜き
前を歩いて急がせるようにユノを誘導しようとした

それでも群がってくる子供達は全員避けきれない


その時だった


ユノが首に巻いていたタオルを手にとり
子供達の前で何かを始めた




タオルを丸めてパッと開くとそこからはキャンディーがひとつ出てきた

そのキャンディーを手の掌で握り
拳と拳をぶつけるとキャンディーがふたつに増える
簡単な手品の様なものだった

子供達は魔法使いでも見るかの様に
キラキラした瞳でユノを見て
次から次へと増えていくキャンディーに興奮しながら
拍手をして満面の笑顔で歓声を上げた


その歓声に近くで待機していた親達も
何事かと集まりだしユノを物珍しげに見ると

今度は口でベース音やスクラッチ音を真似てヒューマンビートボックスをしながらロボットダンスをして笑いを誘う

するといつの間にかそこはとても幸せな空間に変わり
子供達と親達は互いに顔を見合わせながら誰もが笑顔になった


僕は呆然とその場に立ちすくんだ


物を与えたり金銭的に援助する事は時には人を救う事もあるかもしれない


でも心までは救えない



ユノ.....

あなたを見ていると僕は

時々泣きたくなる



でもそれは悲しいからじゃない


幸せすぎて泣きたくなるんだ





「チャンミナごめんごめん
さっ!いこうか」


「ヒョン.....
あんな手品どこで覚えたんですか?」


「あ、あれ?見てた?アハハ
友達の子供に教えてもらったんだ
なかなか上手かったろ?」


「友達の子供?」


「そう、光州 にいた頃の友達で最近ソウルに引っ越してきたんだ
俺、そいつの息子と妙に話が合っちゃってさ」


「そのお子さんいくつなんですか?」


「6歳」


「ふーん....6歳かぁ...
僕たちもそれくらいの子供がいてもおかしくない年齢なんですよね」



「俺の友達は早婚が多いんだよ
田舎だからなアハハ
それにしても子供はかわいいよな
さっきの子達もいい笑顔してたよな」


「そうですね。
凄くいい笑顔だった」



「子供はああじゃなきゃな」



ユノはそう言って目を細めた

その横顔が僕にはとても眩しかった




「ヒョン
さっきのヒョン凄くかっこ良かった!
ダンスも良かったです!
魔法みたいだった」



「お、嬉しいなぁ
じゃ、今夜チャンミナにも教えてやろっか?」



「手品をですか?ダンス?」



「子供のつくりかた」



「な......なに言ってるんですかっ!」


「だって知らないだろ?」


「し、しってますっ
僕の事いくつだと思ってるんですか!」


「あはーはーはー冗談だよ冗談
ほっんとチャンミナは可愛いなぁ」



もう....


僕にはやっぱりユノがよく分からないや.....




「チャンミナにもかけてやろうか?」



「何をですか?」


僕が不思議な顔をして尋ねると



「目つぶって」



「え?何でですか?」



「いいから」



何が何だか分からなく
言われた通りに目を閉じると
口元に甘い香りのキャンディーが運ばれてきた


「口あけて」


少しだけ僕が口を開くと
キャンディーと一緒にユノの指先が入ってくる


今まで感じたことのない甘さが口の中全体に広がった


ユノの指先が甘いのか
キャンディーが甘いのか


僕はその魅惑の甘さにとろけそうになった


舌で転がすと瞬く間にキャンディーは溶けて口の中でなくなった


ハッと気がついて

目を大きく開けて口を閉じると


ユノは笑顔で



「かかったろ?」


「は?」




「甘い魔法」





そう言って
自分も最後の一個のキャンディーを口の中に入れた



「ほら、行くぞ」


ユノが僕に右手を差し出す

その手を握り僕たちはまた前を歩き始めた








つづく


(この物語はフィクションです)


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他には赤ワインが大好物!!
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