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2016/01/13 Wed  00:05
meeting again 8 最終話

「meeting again 8」















ユノのグラスに僕は
ハルビンビールを溢れるくらいに注ぎ込んだ












「どうぞ♪
冷えてて美味しいですよ」






「ありがとうチャンミナ♡ 」







ビールをゆっくりと口の中に流し込むと
ユノは喉をゴクリと鳴らせて






「・・うまいな」




そう一言呟くと
とても幸せそうに目を細めては
少し遠くを見ながらとても静かな笑みを浮かべる


その穏やかな視線があまりに大人の男すぎて
僕はドキッとしてしばらく見とれてしまうほどだった








「チャンミナ?
頬赤いな…
もう、酔っぱらったか?」






「え、あ、まだ酔ってなんか、、
あ、いえ、僕、顔赤いですか?/////」






「うん。
チャンミナ弱くなった?
耳もほら、こんなに真っ赤だし」




そう言うとユノは僕の耳朶を指先で摘まみ
にこにこと笑って






「チャンミナのここ
柔らかくてやっぱり気持ちいいね♪アハ」





「もう///
いきなり耳朶とか摘まないでくださいっ////」





「だって大好きなんだもん♡
チャンミナの耳朶って
ハムハムしたくなっちゃうくらい美味しそうだしね」





「人の耳朶を勝手に食べ物と一緒にしないでくださいっ///」





「あのね
食べるわけじゃないよ。ハムハムするだけ
こんな風に」









パクッ





「ひゃっ////」







いきなり目の前に顔が近づいてきたかと思ったら
僕の耳朶を上唇と下唇で挟み何度かバクバクと動かしては
またすんなり元の席に戻るユノ







「エヘヘ美味しかった♡
これがハムハム♪
でも、食べてないでしょ?」







あまりの突然のことに
大きく目を見開いて僕は唖然とする








・・・・な・・なんなんだ
ハムハムっていったい・・

・・てか、
今度は耳朶を奪われた////









ユノに触れられた耳朶を片手で押さえながら
真っ赤になった頬を膨らませて
照れ隠しにビールを一気に飲み干そうと
グラスに口を付けて勢いよく傾ける







「チャンミナ
グラス空っぽ」






「あ、、、」





自分のグラスが空な事にも気付かずにそのまま
一気飲みをしようとした……

動揺しているのか僕は……////





余計に恥ずかしくなって
罪のないグラスを恨めしそうにじっと睨み付けるけど
赤面が止まらない








「アハハ
相変わらずだなチャンミナは♡
正直で、真面目で
すぐに思ってる事が顔に出るとこ
昔から変わってないよなぁ」






「昔から変わってないって
僕、なんかちっとも成長してないみたいじゃないですかぁー」






「チャンミナは物凄く成長したよ
でも、本来のいいとこはそのまんまって事。
強くなったって思うし逞しい男になったと思う。
チャンミナは最高!」






「それ誉めすぎじゃないですか?
もう酔ってますか?」






「俺が本当の事しか言わないの知ってるだろ?
チャンミナは頼もしいって!
俺さ…お前に本当に感謝してるんだ」





「…感謝だなんて
それを言うならお互い様じゃないですか」






「いや、
お前には時間がまだあったわけだから」





「・・僕は
二人で活動を復活させることが最善だと知ってますから」





「うん、分かってる。
でもね、感謝してるんだ俺なりにね
夢の続きが見れること
今までみたいにチャンミナと一緒に
ひとつひとつを実現させていくことがさ…
それがこの先もずっとずっと俺の夢だから」






「ヒョン……
僕だってそうですよ
ヒョンとだから夢が見れるんだから」





「ありがとう。
チャンミナお前が側にいる事
俺はどこにいても忘れないから…な」






「・・・あ、、
ねえ、ヒョン
さっき部屋にいる時、一度だけ夢を見たって言ってたでしょ
それってどんな夢だったの?」







「聞きたい?」





「うん。」









ユノが「内緒」と言っていた
一度だけ見た夢の話を聞かせてくれた。






ビールを飲み干してグラスをテーブルに置くと
静かな口調でユノは語り出す







「うーん…
あれは東方神起がまだ結成されて間もなかった頃だろうな多分……
メンバー全員でステージの上で何度も挨拶してるんだ。
「アニョハセヨ~東方神起です」 って
何故か皆で手を繋いでね…アハハ」





「へえ~
何だか懐かしい夢ですね
あ、ヒョンが言ってた今までこの挨拶何回言ったかなとか…
これだったんですね!」






「そういうこと。
でね、、
気がつくと一人ずつメンバーが消えていって
いつの間にかステージの上には俺一人だけになっててね。
満員だったはずのお客さんの姿も見えなくなって
挨拶も何度言おうとしても
「アニョハセヨ・・とうほ・・」って
その後が出てこなくてさ
声を出そうとしても言葉にならないんだ」













そんな夢の話だった

ユノは特に切なそうでも寂しそうでもなくて
淡々とした口調で
時には優しい笑みを浮かべながらゆっくりと語った




その続きは

一人ぼっちステージに残されて言葉を発する事が出来ないユノは
諦めかけてステージから降りようと
後ろを向こうとしたその時

「アニョハセヨ~東方神起です。」と
右隣から力強い僕の声が聞こえたのだと…

そしてユノは後ろに向きかけた身体を前に戻すと
隣にいる僕チャンミンと再び手を繋ぎ直して
二人で大きく声を揃えて
「アニョハセヨ!東方神起です。」と
お辞儀をして真っ直ぐに顔を上げると同時に
見えなくなったはずの観客の一人一人の姿が
はっきりと浮かんできたのだと・・








そんな夢をこの数か月でたった1度だけ見たことを
あの時ユノは僕に話してくれた










僕にとってのユノは

変わりなんて他には誰もいない
何にも変えがたい大切な人



ユノが僕を必要としてくれている様に
僕にもユノはかけがえのない存在で

共に歩いていくこと
肩を並べて未来を切り開いていくこと


生涯ずっとずっと隣にいたい人だ





東方神起という場所が僕らにとって
原点であり戻れる場所である様に

そして、そこを愛してくれている人々が
いつもその場所を見つけられるように



僕はユノと守っていきたい











消灯時間になって布団に入り
ユノからプレゼントされた腕時計を外して
枕元に置く

1秒1秒時間を着実に刻み正確に動く時計は
また僕たちの再会の時が近づいている事を知らせてくれていた



真っ暗な闇の中に降り積もる雪の気配を感じる


この雪もきっともうすぐ止むのだろう




太陽が何度でも昇るように
止まない雨はないのだから









眠い・・・



慣れない環境のせいか
最初はなかなか寝付けない日もあったけど

今は床に着くと
ものの数分もしないうちに眠りに堕ちてしまう毎日だ




何でもない普段通りに過ごせるいつもの平和な一日は
とても特別なもので贅沢なものだと
人は忘れてはならない事を僕は今、改めて学習している




今日はもう少しだけ
ユノと過ごしたあの日のことを思い出していたいけど


そろそろ限界かな


睡魔が僕を連れ去りたい様だから







眠る前にもう一度だけ
自分に言おう




僕らの大切な場所


その場所を愛してくれている人々がいる限り
守っていきたい





必ず見つけられるように

そこにいて輝き続けるから





僕達の再会の日が
また笑顔でいられるように












-----------meeting again ---------------








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テーマ : 東方神起   ジャンル : アイドル・芸能

2016/01/09 Sat  00:17
meeting again 7


「meeting again 7」
















ユノに手紙を書くのは何度目になるだろう




数か月前に先に行ったユノは
ここではヒョンではなく先輩になり
手紙の文面もそれなりの敬語を使わなくてはならず
よそよそしくなってしまうけど

僕たちの気持ちは通じているものと信じて
他人行儀な文通を互いに何度かやりとりをしている



なかなか本音を書けない事が歯痒くもあるが
それはユノの返事を見ると
充分承知してくれているようで
その見慣れた文字を見るたびに僕はほっとした


そして暗号とまではいかないけれど
二人の仲でしか分からない言語があって
僕はユノからのそんな文面を見るたびに口元を綻ばせた








ここで生活してみて
改めて実感させられたこと


日常の生活とは極上のものであり
社会の食物は神食であるという事



人は人を守るためには
厳しい試練も甘んじて受け
我が身をもって尽くし
心身共に自身を磨き強く励まし続ける事



負けない自分でいられるように
愛する人達を守れるように






そして
それ以上に身に染みて実感した事は
会いたい人に
会いたい時に会えない事だ



この感情を僕よりも先に経験して
この思いを数か月前から感じでいたであろうユノ






今、ユノが恋しくてたまらない






一緒にいた事が当たり前だとは思ってはいなかったけど
10年以上の間、人生の大半を共にしてきたユノと
これだけの時間離れるのは今回が初めての事だから





長年交際していた恋人同士が離れる時も
こんな気持ちになるのかな……









ユノがあの時


一言だけ
"残った時間を充実させて使え"
と僕に言った言葉

自分の話をほとんどしなかった理由も
今ようやく身をもって分かった気がした。







・・・ユノ

とても会いたいよ・・






勿論、手紙にはそんな感情的な内容を書くわけではなく

先日はこんな事があったとか
とても楽しい人がいるとか
今日の食事は美味しかったとか
そんな日常の話しがほとんどで

それでも気が付くと便箋にはいつもぎっしりと
隙間がないほどの文字が埋め尽くされていて
読み返しては消してと
そんな事を繰り返しながら数日間に渡って書いたものも何枚かあった



そして文章の最後にはいつも必ず


「元気で過ごしていてください
御身体にはくれぐれも気を付けてください
健康をお祈り致します」
と、付け加えた。





ユノに手紙を書き終えた後
消灯の時間が迫り身支度を整える

翌日の天気が気になって
就寝前には窓の外を覗くのが毎日の癖になっていた




小さな窓の僅かな隙間からヒューッと冷たい空気が吹き込んで
一瞬頬を刺して通り抜ける

今朝から降り続けていた雨は
いつの間にか重たい雪に変わっていた様だ








・・・冷えるわけだな……






隙間からハラハラと吹き込む雪を手のひらでそっと捕まえて握り締め
瞬く間もなく手の中で溶ける結晶を見詰めながら
ユノと過ごしたあの日の事を思い出す





















「うーーん、旨いっ!
やっぱり火鍋あったまるなぁ~」






「はいっ
ここの肉は本当にやっべーです!
美味しくていくらでも食べられちゃいますねぇ
おかわりいきましょ♪」






「夢みたいだ…」





「え?」






「今こうしてこんなにうまい肉を
チャンミナと一緒に食べてる事がさ…
なんか夢を見ているみたいだなって」







ユノは持っていた箸と匙をテーブルに置くと
グラスに注いであったスプライトを一気に飲み干して
にっこりと微笑みながら僕の前にグラスを差し出す






「一杯だけ呑もうかな」





「うんっ」





コクンと頷きながらにこにこと笑って
ご機嫌な僕は
ハルビンビールをユノの細長いグラスに
溢れるくらいいっぱいに注ぎ込んだ

















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次回が最終話になる予定でふ
短編まったりなお話で飽きちゃったかもしれないけど
も少しお付き合いくださいね~^^

2016/01/07 Thu  00:16
meeting again 6


「meeting again 6」
















こうしていると
数ヵ月前と何も変わっていない


ユノがいて僕がいて
こんな風に二人で過ごす時間は穏やかにゆっくりと流れていって…








ユノはほとんど自分の話をしようとはしなかった


話したいことがきっと沢山あるはずなのに
自分からそれに深く触れることは無く
ただいつもの様に振る舞って
以前と何も変わらない僕の知っているユノのままで…








でも

僕はさっきから気づいていた


少し皮の剥けた指先
ひび割れて白くなっている手の甲
細かな小さな傷


ずっと繋いできた世界一いとおしい手は
その過酷な日々を無言で物語っている様にも思えて
僕はそっと見て見ない振りをした










「ねえ、ヒョン。
色々と話したいことがあったりしないの?
僕に言っておく事とかない?」




するとユノは上を向いてゆっくり瞬きをして
自分の頭を何度か手のひらで擦ると
僕の目をじっと見詰めながら





「なぁ、チャンミナ
俺がお前に今言えることはさ」




「はい」




「今は残った時間を充実させて使えよ
それだけだ。」






「あ・・はい。」






それからの会話の中でも
そんなに沢山では無いけれど
大まかな生活のエピソードを話してくれたくらいで
自分の気持ちや辛かったことはユノは一切口にはしなかった













ハクションッ











「チャンミナ?
あ、ごめんごめん!
窓開けっぱなしだ、、寒かったよな」








「まぁ……
こんな格好なんで…寒いです僕…」










・・そう
僕まだ女装のまま💦








「ん?
で、なんでチャンミナはそんな格好してるんだっけ?」








「・・ヒョン
それ本気で言ってますか?
ヒョンがこの格好しろって言ったんですよ。
罰ゲームでもないのに僕これやるの嫌だったのに・・」






ワンピースの裾を少し捲って口を尖らせながら僕がそう言うと
ユノはとっても穏やかな瞳でこちらを見ながら
自分の着ていた上着を脱いで僕の肩からすっぼり包みこむと
その上から両手で柔らかく背後から抱き寄せた










「・・え
ヒョン・・あの・・///」









「いいから
今あたたかくなるから」












ユノの・・匂いだ・・・



背中からじんじんと伝わってくるユノのぬくもり
その胸板は以前よりも少し痩せたように感じたけれど
ガッチリとした逞しい骨格は生命力に溢れていた

力強い心臓の鼓動がドクドクと背中に響き渡る









あったかい・・・









「もう寒くないだろ?」




耳元でユノはそう小さく呟くと
赤く染まった僕の耳朶に軽く唇を押し当てる



唇が頬に近づいてきて
またキスをされるのかもしれないと思ったら
戸惑う反面、僕は動くことが出来なかった



いや、出来ないというよりは
ずっとこのままでいたいって思ったから







・・・今度はきっと
さっきみたいに軽いキスじゃないのかも・・






そんな風にも思った瞬間
頬が熱くなって燃えたように真っ赤になっているのが
自分でも分かるほどだった










「ところでさ……」





「は、はいっ///」




「ん?
どうしたチャンミナ?
おっきな声だして」






「あ、、
いえ、なんでもなくて
その、、
あ…何ですか?続けてください」






「あ、うん。
ところでさ、買い物まだ行く気あるチャンミナ?外雨だし寒いよ」




「うん……
僕、ワンピースで行くには
かなりの気合いを入れないと風邪引きそうです……」





「そっか、じゃあさ
こう寒い日はやっぱりアレだろ」




「アレ?」






「火鍋とか食べたくない?」





「え?火鍋…ですか?」





「そう
たまには外食もいいんじゃない
チャンミナ、火鍋にビールとかどう?」





「おっ、いいですねー
久しぶりにハルビンビールで乾杯しますか!」





「いや、俺はスプライト。」





「スプライト……ですかぁ?
ヒョン・・僕は飲みますけど」





「いいよ
チャンミナは飲みな。
俺は飲むと今日は寝ちゃいそうだし」






「う~ん……でも
ヒョン外だと疲れない?
今日はゆっくり家の中がいいのかなって思ってたけど」







「大丈夫
チャンミナとたまには外でもデートしたいしね♪」





「二人きりで行きますか?
マネージャーとかも呼んだ方がいいかも…
人目につくとヒョン疲れちゃうと思うし、タクシーで行く?」







「個室予約すればいいさ。
俺はチャンミナとずっと二人きりでいたいから」






「うんっ僕も!じゃ、二人でいきましょ♪
あ……
でもさすがに、この格好はまずいですね
あはは着替えなきゃ///」





「まぁ、俺は全然そのままでもいいけどね
東方神起のユンホが綺麗な女の人連れてきたって騒がれそうだけどアハハ」





「 明日のニュース記事にユンホにデカイ彼女!とか書かれちゃいますよぉ」





「それか、実はチャンミンは女装趣味あり!とかな」








アハハハハー!!











変装までして
一緒に買い物に行こうと言っていた計画はいつの間にか忘れ去られ
僕達は二人きりで外食に出ることにした

最初の思いつきとは別に
成り行きでなんとなく方向が変わったりとか
これもまぁ、ユノと僕の中ではよくある事だ








「じゃ、とにかく着替えてきます!」







「あ、チャンミナ待って」





「はい?」







僕がユノの腕の中から離れて着替えに行こうとすると
そのまま手首をギュッと捕まえてユノはまた
大きな身体を左右にくねくねと揺さぶる








「サクラ……
また恋しくなっちゃった
火鍋の前にもう一度…触れたい…な…♡ 」








「え////////」








このタイミングでそれ??

ついさっきそのチャンスいくらでもあったんじゃ・・・







ふぅ。。。


まぁ・・仕方ないか



それが僕の親愛なるユノなんだから




それなら








「高いですよ」






「チャンミナ?
いいの?」





「軽くなら・・
濃厚なのは無しですよ///」






「濃厚って~~ キャー
チャンミナ~~俺なんか恥ずかしくなってきたーー」







「じゃ、やめましょう。」





「やだ。
やめたくない」






「じゃ、かるーくですからね」






「うーん
ねぇ、ちょっとだけ重いのダメ?」






「だめっ/////
やっぱやめた。
早く火鍋いきますよ!」






「チャンミナァ~~~ 」















*******************************

















------------------あれからもうすぐ2か月













夜の休憩時間

今、僕はユノに手紙を書いている




















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チャンミンはシウォンと共に警察広報団へ配属になりましたね。

これからもチャンミンの姿が時々見られそうで嬉しいです♡

2016/01/05 Tue  00:05
meeting again 5


「meeting again 5」









ユノ と歌う春のうた

それは少し懐かしい気もしたけど
隣で目を閉じて熱唱するユノの横顔を見ていたら
やっぱりそれもつい昨日の事の様にも思えて
僕は右手の人差し指を高く上げてリズムをとった





曲の最後のフレーズが終わると
閉じていた瞳を静かにあけて
口角を上げたユノがこちらをチラリと見る

相槌を打つようにして少し右目を細めては
僕もユノの方をチラリと見て
そして手と手で拳をつくり乾杯するように
コツンと二人でぶつけ合った








「俺たちさ・・」





「はい?」






「やっぱり東方神起って凄いよな♪」







「当然です
ユノと僕がいるグルーブなんですから」










胸を張りながら得意気になっている互いの顔を
見詰め合い僕たちはクスリと笑った






「あのさ、チャンミナ」



「何ですか?」




「俺たち男女のデュオても全然行けるな」






「男女って・・・?
・・・あ/////」








忘れてた・・
僕は今女装中だったっけ///






恥ずかしそうにして髪を耳にかけて
下を向きながら少しもじもじする僕


すると今さっきまで嬉しそう笑っていたユノは
急に真面目な顔になって
真っ直ぐにこちらに身体を向けてこう言った







「チャンミナ・・
お前に会いたかった
ずっと」








「僕も……
でも、ヒョンは会いたい人が沢山いるでしょ?
貴重な休暇をこんなに長い時間
僕とだけ会っててもいいのかなって…」











本当にそう思った


あれからそんなに月日が経っていた訳じゃないけど
こっちとあっちとでは全く生活環境も一変するのだろうし
この限られた時間がとても大切なことは
これからそこに行く事が迫っている僕にも分かりきった事だったから







「大丈夫だよ…
そんなこと心配すんなよ
用事を全部済ませてきたからここにいるんだから。
本当は一番最初にチャンミナの顔が見たかったんだけどさ…
でも、ほら
俺って大切な事はあとにとっておくタイプだから」



そう言って優しく微笑むと
僕の左手を握って少し力をこめてはギュッとした






自分で言うのもおかしいかもしれないけど

僕がユノとずっとずっと会いたかった様に
ユノも僕とずっとずっと会いたかったのだと
声のトーンや口調でもそれが痛いほどに分かるほどだった







「ヒョン……
今の生活は…寂しいですか?」





「いや、寂しいとかそんなこと考えてる余裕もないよ。
今は毎日やり過ごすことに精一杯だしな」





「何も考える余裕ない?」





「今はない。
でも…この前久しぶりに夢見たかな
夢なんてここのとこ全然見なかったのに
たった1度だけ」





「夢?どんな?」






ユノは遠くを見て少し笑みを浮かべたかと思うと
いきなり大きな声で




「アニョハセヨ~東方神起です!」





「はい?」





「いや、デビューしてから今まで
これ何回くらい言ったかなって思ってさ・・」






「あ・・
う―ん
365日言い続けたとしても……
約12年間で4380回だから…えっと
その半分くらいの、、
2190回くらいはあるいは言ってるかもしれないですよね」




「おぉ~なるほど~
それくらいは言ってるかもしれないな!
それにしてもチャンミナ計算早いな」




「いえ、わりと適当ですけど。
あ、夢ってもしや、何かのステージの時のとかですか?」





「内緒」




「内緒って…
言えない夢なの?」





「そんなこともないけど
まぁ、あとで話すよ」





「ふうん……」







「それとさ
チャンミナの顔ばかり思い浮かべてた」





「僕の顔…?
ほんとに?」





「ああ。ふとした時にな
今ごろ笑ってるかな?難しい顔してないかな?ってね」











しばらくぶりのユノとの対面


なんだか少し緊張してしまっていて
自分がどんな顔をしているのか不安な思いもあったけど

それを察していたかの様にユノは僕を見るなり
あまりにビシッと勇ましい敬礼姿をして見せるものだから

僕は思わず笑ってしまって
一瞬にしてそれまでの緊張が緩んだんだ







ユノ……



あなたは僕を笑顔にしたかったんだよね















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2016/01/03 Sun  00:03
meeting again 4


「meeting again 4」










ちょっとの間、沈黙が続いて
ふと気がつくと

すぅっと冷ややかな空気が流れ出し
さっきよりも部屋の温度が下がっている事に気づく





「寒・・」







ブルルッと二人で身震いをして
顔を見合わせ窓の方に目をやると
白いチラチラしたものがふんわりと風に舞って浮かんでいた








「……あ、雪?」








「寒いわけだなぁ
初雪か?」







ガラッ






寒いと言いながら
ユノは僅かに落ちる粉雪に触れようとしきりに窓から手を伸ばした

今さっき
春が恋しいと言っていたばかりなのに






「アハッ
冷たい~
こりゃやっぱ雪だな」





雪以外の何でもないと思うけど・・




手のひらで捕まえると瞬く間もなく溶けてしまう儚い結晶を
ユノは何度も何度も捕まえては嬉しそうに僕に見せた







「あれ?
止んじゃった・・」




「あ、ほんとだ…
一瞬でしたね。
異常気象ってやつですかね?」




「でも11月だしね
そろそろ本降りになる日も近いんじゃないかな」










雪……




今年はあと何度見るのだうか…


ユノと見る雪はこれが今年は見納めになるのかな…






一瞬だけの雪か・・

さっきのユノのキスと重なって
なんとなく僕はちょっと苦笑してしまった





冬は嫌いな季節じゃない


部屋から外に出たときのギャッブや
ひんやりした感じがわりと気に入っていたりする


ソウルの刺さるような寒さは尋常じゃない日もあるけど
幼い頃からこの環境に慣れている僕にとっては
そんな冬の楽しみ方も十分に知っていたから





・・でも



「春が恋しい」とポツりと呟いたユノ

僕はそんなユノの今の気持ちが少し分かるような気もした






一瞬に舞って消えて無くなった儚い雪は
すっかり霧雨に変わり窓ガラスをしっとりと濡らしていく


音も無く静かに滴り落ちる雫をじっと見詰めていると
呟くようにユノが隣で小声で何かを歌い出した








「……一人きりで眺めた景色はどれも
虚しいだけで…
埋まらない心…
君がいないせいだと気づいた…」










・・・・サクラミチ?





ユノが口ずさんだのは紛れもなくその曲で
途中からの歌詞だった

そのあとを忘れてしまったのか鼻歌に変わり
それもどんどん小さくなっていくから
僕はその続きをやっぱり呟くように小声でハモった








「 離れた時間の分
前よりも深く君を…もっと好きになった」








僕がそっとハモり出すと
呟くように小さかったユノの声は次第に大きくなっていって
まるで雨の一粒一粒を観客に見立てるように
重なった僕達の歌声は
ガラス越しに響き渡り雫の中に溶けていった











桜降る夜に君を抱きしめた

散りゆく世界が止まって映った


君はあのままで

僕もこのままで

だけど手を繋ぎ進んでいたんだ



遥かこの先が見えない道でも

君が笑うなら前に踏み出すよ



だからさあ 歩こう


二人で歩こう




きっと大丈夫







-------------ずっと続いている--------------



















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ビギシャルに届いたユノとチャンミンからのお手紙

二人共、元気で過ごしている様ですね。

手紙の内容もユノはやっぱりユノで
チャンミンはとことんチャンミンだと思いました(*´ー`*)ウフッ

ユノ、チャンミン今年も身体に気を付けて頑張ってね!

プロフィール

YUNA

Author:YUNA
ご訪問ありがとうございます☆
東方神起を愛してやまないYUNAと申します
チャンミンのピュアな魅力にどっぷりハマってます♥
ユノが大好きです敬愛しています^^
2人の温かい空気感が大好き
東方神起には夢と希望と幸せを貰っています
他には赤ワインが大好物!!
趣味は?と聞かれると
東方神起と赤ワインと答えてしまいます。どうぞよろしくお願いします(*_ _)ペコリ
コメントはお気軽に♪
トン好き酒好き大歓迎!

♥I LOVE Changmin♥

チャンミン 2017 GIF

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