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2014/09/23 Tue  22:20
僕がユノと呼んだ日 47話「告白」




覚悟を決めてユノに聞く





「ヒョン
聞いてもいいですか?」





「ん?」





「あの...
ここにヒョンが来た日..
僕が......その...ベッドで...
好きな人はいるのって聞いた時
大切な人がいるって...答えましたよね.....
覚えてますか?」




「覚えてるよ
俺、ドキドキしてたからなあの時アハハ」




「それってヒョンにはその.....
付き合ってる...
そういう人がいるっていう事ですよね..
僕はてっきり電話の相手が彼女かと思ってたから...」








「付き合ってる大切な人はいるよ」








.................

あまりの即答に
一瞬....息が詰まった






.............そう....だ....よ....ね



分かってはいたけど




ユノは僕の事を大切に思っていてくれて

僕を愛してくれていると言ったけど

それはあくまで僕に対する特別な感情な訳で

他に付き合っている人がいてもおかしくないし

僕に責める資格も無い



それでもいい


僕はユノの口からしっかり聞いておきたかっただけだから

だからといって僕たちの何かが変わる訳でもない


だって

2人の間には間違いなく
男女間では得られない思いが共存しているはずだから


そして僕にとってユノの存在は

なくてはならない永遠のものだから






「.......あ
そうですか
ですよね、やっぱりアハハ」
変な事聞いちゃってすいませんでした」



少し気まずそうに
笑みを浮かべ下を向き髪を掻き毟る




「忘れてください
もう二度とこういう事は聞きませんから」



僕は石段からすっくと立ち上がり
空を見上げて下唇を噛む







「今、目の前にいる人」



「はい?」



僕は振り返りユノを見る








「俺のとても大切な人は
目の前にいるお前だよチャンミナ」






........あ....



胸の奥がキュンとなる



「愛してる」と言われ
「大切な人」と言われ


言い表わし様のない思いが込み上げて
僕は感動で心がいっぱいになった



どうにも言葉が見つからなくて
無言でユノの胸に飛び込む



そして少しでもユノの気持ちを疑った
自分自身の愚かさを責めて
その大きな胸の中に顔を埋めて僕は泣いた





「チャンミナ...?..」




「ごめん....
ごめんなさい....ヒョン」



震える僕の背中を優しく撫でながら
ユノは心配そうに覗き込む





「どうしたの?
チャンミナ何で泣くの?」





「ううん...なんでもない....なんでも....な.....」





「チャンミナ……
こっち向いて俺を見て」





僕はゆっくり顔を上げてユノを見る


ユノは泣き顔で濡れた僕の頬を両手で包み
目 鼻 頬 顎と
温かい吐息のする唇でゆっくりと
その涙を拭っていく




「.......僕......ヒョンの傍にずっといていいの
僕でいいの?....」






「俺はお前じゃなきゃ
駄目なんだよ…チャンミナ」





人に必要とされる事ほど生きている喜びはない

それが愛であれば尚更だろう


僕はユノに必要とされているのが

とてもとても嬉しかった




「僕.......
僕もヒョンを愛してます」



ユノの唇に自分の唇を重ね合わせる


そして心の中でこう呟く


「この人と決して離れたくない」




柔らかくそっと触れ合うユノの唇は
とても熱くて愛しくて
僕の涙の味がして少ししょっぱかった














つづく









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ユノに対する思いがどうにも溢れて止まらなくなっているチャンミン
お互いの気持ちをしっかり確認出来ましたね(*´∀`)
あー、、またチューしてしまいました~~
もっとやれ~~

テーマ : 東方神起   ジャンル : アイドル・芸能

2014/09/20 Sat  00:07
僕がユノと呼んだ日 46話「意外な真実」


ストレートなユノの言葉は
僕の迷いを消し去る様に心の奥に響いていった


僕がユノに対する感情も
やはりユノ限定のもので

それが男女の様な
恋愛感情なのかと言われれば
今の僕にははっきりとは答えられないけど

理屈でも何でもなく

言葉にするとすれば
やはり「愛している」という表現が一番相応しかった






着信音の音





こんなタイミングでユノの携帯が鳴り出す



おそらくあの電話だ.....


正直もう僕の中では
電話の事なんてどうでも良くなっていた


誰とどうであろうと僕にとってのユノはユノ

世界で一番愛しい人が今ここにいて
僕の隣で幸せそうに笑っている


それだけでいいと思った


ユノとこれからもずっと一緒にいたい
ただそれだけが自分の望みだと気づいたから



ユノはリュックから携帯を取り出しすぐに電源を切ると
そのままポイっとリュックの中に放った



「あ...
ヒョン、電話...出なくていいんですか?」



「うん
今はチャンミナとだけ話していたいから」





ちゃんと....あの事言わなきゃ...
謝らなきゃ....




「ヒョンごめんなさい」



「ん?どうしたのチャンミナ?なに??」





「僕....
ヒョンの携帯...盗み聞きしました..
ヒョンがいない時にかかってきた電話に...僕出たんです
本当に...本当にごめんなさい!」




僕は頭を深く下げて心からユノに謝った

人の電話を盗み聞きしたなんて
きっと軽蔑されるかもしれない

ユノの僕のことを見る目が変わってしまうかもしれない


それでもやっぱり
嘘をついているのは嫌だった




「電話?誰が出た?」




「.......あの....
.....おんなのひとが.....」






「おんな?....
あぁ~!!
アイツかぁ~~」




「本当にごめんなさい...
僕、どうしても気になって...
ヒョンの大事な人かもしれないのに勝手なことしちゃって...」



泣きそうな顔で背中を丸め
肩を落として必死で謝る僕を見て
ユノは優しい瞳をして下から僕の顔を覗き込む





「俺への電話
そんなに気になったの?」



「うん.....
僕最低ですよね...」



「そっか
心配させちゃってたんだな...
...ごめんな
電話は従兄弟からだ」




「え?いとこ?ですか?」



「うん
最近、長く付き合ってた男にふられてね」






「え....そんな....
.....そうだったんだ............」






僕は......



僕はとんでもない勘違いをしていた


何度もかかってきたあの電話
電話の向こうでオッパ早く帰ってきてと
泣きじゃくっていたあの女性はユノの従兄弟だったなんて





「アイツのとこと、うちは家族が仲良くてさ
ジヘとは親友みたいな関係だし
子供の時から俺はアイツの相談役っていうか
本当のアニキみたいな存在に思ってくれてるから
俺も放っておけなくてね」




「はい」




「アイツさ...
普段気が強いくせにこういう時脆いというかさ
ふられたのも初めてだから
どうしていいか分からないんだろうな多分」




「泣いてましたよね.....」




「うん
心細くて俺にすぐにでも会いたかったみたいだけど
こういう事はさ...
最終的には自分自身で乗り越えないとな」




「ヒョン....
僕にもそのこと話してくれたら良かったのに....」




「チャンミナには関係ない事だし
それに心配になってせっかくの旅行楽しめなくなるだろ?
だから言う気は全くなかった」




「そんな....」




「でも、結局不安にさせちゃってたんだな....
気づいてあげられなくて悪かったなチャンミナ」





「そんな...
そんな事言わないでください!」





「チャンミナ....」







「関係ないなんて.....
関係ないなんて言わないでよ....
ヒョンの大事な家族のことじゃないですか...
僕だって....何も出来ないかもしれないけど
一緒に心配したり......
話してほしいです....」




ユノは目をぱちくりさせて一度閉じ
また目を開くとじっと僕を見詰めた





「分かった
今度から必ずそうするよ....
ありがとうチャンミナ」






いつも冷静ぶってる僕だけど

僕はもしかしたら実は物凄く独占欲が強くて
好きな人のことを干渉してしまう
嫉妬深いやつなのかもしれない


ユノも僕のこんな意外な面を見てしまって少し驚いているようだ


そして僕は覚悟を決めて
更に核心に触れてみる













つづく





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ようやく電話の相手が誰なのか判明^^;;
いとこでしたね。あぁ良かった~
しかしこの電話のおかげで
チャンミンの本質的な心に火がついたともいえるので
まずは気持ちを確認する上でも必要な試練だったかもしれないですね^^

テーマ : 東方神起   ジャンル : アイドル・芸能

2014/09/18 Thu  00:18
僕がユノと呼んだ日 45話「特別な感情」


古い樹木の前にある石段の上に腰掛けて
沢山の思いや夢をユノと語り合った


降り注ぐ日差し
心地良い風


ユノと二人だけの世界

心がとても穏やかで
今なら僕は何でも言えそうな気がした




「あの...ヒョン
ちょっと話したい事が....あるんですけど」




「ん?」





「ちょっと...変な話しかもしれないけど
やっぱり確認したい事があって...」




「うん」




「僕....
昨日も言ったけど.....あの...
ヒョンにドキドキしてたって...
ヒョンも...その...僕にドキドキとか...
言ってくれたけどそれってなんか
一緒に暮らしてた時期も僕達長いのに...
今更お互いにドキドキとか
おかしいんじゃないかって、、その...」




上手く言えなかった

自分の今思っていること感じていることを
率直に伝えようと思えば思うほど
言葉にするのは難しかった

ユノを見ていれば
今さらそんな事を言葉で確かめなくても
僕を大切に思っていてくれているのは
充分に分かっている

それでもやっぱり
僕は確認せずにはいられなかった





「......すいません
ぼく....何言ってるのか分からないですよ..ね..」



「チャンミナ...大丈夫だよ...
お前が何が言いたいのか
俺分かってるから」




「あ.....」





「最初はね...
俺もそう思った...
別々に暮らすまではな」





「はい.....」





「一緒にいた頃は...
正直言うと俺はお前のこと
メンバー以上の気持ちはあっても
可愛い弟とかそんな風に見ていたから」




「知ってます」




「今もそういう気持ちは勿論前提としてある
ただ...一人になってから
とても...チャンミナが恋しくてね」





「ヒョンは友達とか沢山いるじゃないですか
家にもよく誰かしら遊びに来るでしょ?」




「まぁな
最初の頃はよく招いてたりしたけどな
今は大抵一人だよ
たまに親父がくるくらいかな...」




「独り暮らしが寂しいんですか...?」



「いや、寂しいなんて思わない
俺はただチャンミナが恋しいだけだから」





.......同じだった


僕も一人で暮らすようになって
しばらくの間は自分の時間が楽しかったけど

時が過ぎるにつれて
一人の部屋はとても広く感じる様になって


もしここにユノがいたならとか
ユノは今頃どうしているかとか

そんな風に思い始めたのは
離れてから半年も経たない頃だった

恋しいという言葉は
その頃の僕のその気持ちそのものだったかもしれない




「なぁチャンミナ...
俺、恋愛を超えた愛っていうのも
この世には存在するんじゃないかって言ったろ?」



「....あ....はい...」




「うまく言えないけど
俺がお前に持っている感情はさ......

信頼できるメンバーだったり可愛い弟
親友..家族.....
俺の中では勿論
全部がチャンミナは当てはまるんだけど
なんていうかな」




「.............」






「俺はお前のこと
人間として深く愛しているんだと思う」



「.......よく言う
男が男に惚れるってやつですか....?」



「うーん.......
それとはまた違う感情かな...
女に対する感情とも違うし
ただ、今はっきり言えるのは」



「はい.....」



「チャンミナだけにしかない
自分の感情ってやつかな....」




「あんまりよく分からないけど....
それって.....」




「愛しているんだと思う
お前の事
誰よりも一番」



僕は少しの間考え込んで黙りこむ




「おかしいか?」




「あの...僕たちは....
おと......」



「うん
俺達は男同士だ
でも男も女も人間同士にはかわりないと俺は思う」



ユノは僕の目をまっすぐに見詰めてこう言った






「愛してるチャンミナ」












つづく





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ユノの心を充分承知のチャンミン
しかし言葉でもしっかり確認したいという思い
ここは少し男女の恋愛っぽいですね(笑)

リアルなユノとチャンミンはどうだろう?
確認なんかしなくてもお互いの事はよーく知ってると思うから
やっぱ言葉では言わないのかな?
でも、重要な事はちゃんとしたタイミングでしっかり伝えていそう^^

テーマ : 東方神起   ジャンル : アイドル・芸能

2014/09/15 Mon  00:19
僕がユノと呼んだ日 44話「生きている証」


「あれ?
こんなところに石段あったっけ?」



「う~ん
あった様な無かった様な.....
でも丁度二人座れますね
日差しも木の葉で防げるし」


僕が座ろうとしたその時
後方でチャリンと鈴の様な音が聞こえる


振り向いて音のする方を見てみると何もない


「ヒョン
今、鈴の音聞こえましたよね?」


「ん?
どこ?分からなかったけど?」


「気のせいかな....」


ユノは布を拾って石段に座り
しばらく無言でいる



「さっきの...
おばあさんの話...深かったよな」




「はい
僕も今それを思い出してました」




「それでやっぱり....
思ったんだけど俺....
ここ初めて来た気がしなくて...」




「ヒョンも?
僕も改めて思ったんだけど
やっぱり昔ここ来た様な気がして......」




「不思議だよな....」




長くいればいる程懐かしく思えるこの場所は
もうずっと何年も前からユノと僕が
ここに来る事が決められていた様な

何かに導かれている様な
そんな風にも思えた



そしてふと思う


もしもあの頃

僕が一人でここに来ていたら
一体どうしていたんだろう


さっきの老婆の言うように

マイナスの心とかいうやつで
ここの魅力に取り憑かれ
僕は自分自身の時を
自ら止めてしまっていたのだろうか

そんな事を僕はしばらく少し考えていた




「チャンミナ」


「え?
あ、はい」



「あの頃....
チャンミナがここに行こうって言った時
俺は行かないって断ったよな」



「そう....でしたね」



「何故だか分かるか?」



「はい
何となく分かります」




「あの頃ここに一緒に来ていたら
さっきおばあさんの話してた恋人達の様に
おそらくずっとここで
時間を止めたくなってしまったかもしれない」




「......あ......」





「でもな
チャンミナには行って来いって言ったのは
そういう時間がお前には必要だと
あの時俺は思ったから」



「全部分かってます」



「それにすぐ帰ってくると思ったしな」





「どうして分かるんですか?
僕このまま帰ってこないかもとか思わなかった?」



「迎えに行くって.....
俺がお前を必ず連れて帰るからって
あの時、俺言ったけど.....」



「はいしっかり覚えてます」




「お前はさ
人の力なんかで左右される奴じゃないし
自分自身で時間を止めてしまう様な奴じゃない

強くて逞しくて負けず嫌いで悔しがりで
とことん納得が行くまで
自分自身と戦わないと気がすまない
熱い根性を持っている頼もしい男だ」





「ヒョン.....
言いすぎですよ...
僕はそこまで完璧じゃありません」





「完璧なんて言ってないさ
人間、完璧なんて進歩がなくてつまらないよ

自分がどうありたいか、どうしていきたいのか
模索しながら努力して歳を重ねていくけど
それでも空回りする事はよくあるだろ?
完璧になんかなれなくても
自分らしく頑張れば必ず誠意は人に伝わる」




「僕もそう思います
多数派の意見も大事だけど
少数派の意見に耳を傾けたり
同じ立場になって同じ事が感じられる
そんな人間になれたらって
そして.....
そんなアーティストになれたらって思う様になりました」




「うん
チャンミナはチャンミナらしいのが一番だし
俺はそんなお前の隣にいられて
とても誇りに思ってるよ」





ユノはにっこり笑った



僕はさっきの老婆の言葉をまた思い出した


命ある限り輝きなさいと言ってくれたおばあさん



人の人生はそれぞれだけど
輝き方もやっぱりそれぞれで

華やかな生活をしているから
それが輝いているという訳でもなくて

地味な毎日を送っているからといって
またそれが輝いていない訳でもない

自分が何をしている時が幸せか
それは自分自身の事だけでもなく
愛する人達に尽くす事にも当てはまる事かもしれない


そしていくつになっても
夢や希望を持ち続ける事は人間には許されている


それを与える事も与えられる事も
自分自身、生きているという証なのだろう






しばらくすると
ユノの鼻歌混じりの歌が聴こえてくる




「この想いを伝えたいのに Ooo baby
なぜか素直に声に出せないいえないよ
なんとなくだけど言葉にすることで
なにもかも消えてしまいそうで Wow wow」




HUGの曲だった




「両手を広げてキミのそのすべてを
この腕で受けとめて抱きしめた~いんだ~
でもまだぼくにはなにかが足りなくて
頼りなく揺れているいえない想いはI love you~」



だんだん大きくなってくるユノの歌声
空を見上げながら楽しそうに歌っている



そして
次のパートのところで
いきなりこちらを向いて僕を見て指を差す



僕は一瞬、はっ?と思ったが
自分のパートに反応して思わず小声で歌う


ユノは指揮者の様に両手を大げさに振る





「愛はきっと移ろうもので Ooo baby
待たせてばかりいたら必ず~
なくすから」



続けてユノは自分のパートを歌う




「焦るこの気持ち
気づいているのかな?
その胸はなにを思ってるの? Wow wow」




とうとう立って踊りながら歌いだすユノ



僕はちょっと引き気味に

「あの.....
なんでいきなり今
これ歌わなきゃいけないんですか?」




「いい曲だよな」




「あ...はい
すっごくいい曲だと思います
僕大好きです勿論」



「初めてこの曲歌ってステージ立った時さ」



「デビュー前の時ですか?」




「うん
俺、バックダンサー歴わりとあったけど
その時とこの曲てステージに立った時とは
気持ちが全然違くてさ
あの時
あ~やっと自分の夢が叶った!と思ったけど」




「はい」




「でも夢はまだまだ先にあったんだよな」




「あの...
夢ってひとつだけじゃないと思うし
いくつもあっていいんじゃないかなって.....
その...叶うとか叶わないとかじゃなくて
夢を持つっていう過程が大切っていうか...」





「そうだよな
でも俺は夢を叶えたいし人にも夢を与えたい
それにはさ
やっぱりもっと自分が
余裕のある人間にならないといけないと思うんだ」




夢の話をしている時のユノは
やっぱりいつもいきいきしていた




「人に夢を与えるのは..
そんな簡単な事じゃないと思うけど
でも僕も...叶えるために努力して行きいです
ヒョンと一緒に....」



ユノは僕の前に来て
両手をポンと肩の上に置いてから
左手を握手するように差し出す




「東方神起になって
チャンミナに会えて
俺...本当に良かった」



差し出されたユノの左手を握り
瞳をお互いに見詰め合う

そのままユノの背中に手を回し
しっかり抱き締めると
僕の肩の上に顎をのせて
ユノは幸せそうに目を閉じる




「ユノ...僕もです」



「チャンミナ......
ここは忘れられた場所じゃないよな」





「はい
ずっと忘れられない場所です」











つづく





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夢の話をしている時のユノは本当に少年みたいですよね
HUGの曲大好きです^^

単独ライブでのラストの挨拶で
東方神起のメンバーになって幸せだった
東方神起の事を永遠に応援よろしくお願いしますって2人の言葉
毎回胸に染みて
幸せな2人を見てこちらも幸せな気持ちになり
あぁやっぱりこの人達を好きでいて
本当に良かったって何度も思いました

ユノとチャンミンにとっての生きてる証は
まさにステージなのかもしれませんね^^


えっとそして
チャンミンは今ローマでしたっけ?
しかしバリの時もそうだったけど
行きの空港サジンって上がらないもんですね^^;;
帰りはUPされるかな~

テーマ : 東方神起   ジャンル : アイドル・芸能

2014/09/14 Sun  00:03
僕がユノと呼んだ日 43話「救われた魂」

どこからともなく現れて

どこかへ消えてしまった老婆





「あれ......
おばあさん???」



「おばあさーん!どこ?どこいったの?」



僕達は周りを走りながらその姿を探した


辺り一面
真っ白い砂浜


少し強い風が僕達の背中を押して通り過ぎる



「どこにもいない.....」


「たった今そこにいたのに....」



「ヒョン.....一体これって.....」



しばらく僕達は黙り込む




「さっき........」


「ん?」



「さっき....
おばあさんいなくなる前に僕達のこと....
ユノ、チャンミンって....言いましたよね.」



「ああ!そういえば言ってた!
確かにそう言ったよな....
一体.....
あのおばあさん誰なんだ...」





さっきの恋人達の話が頭から離れられない

何となくだけど...
それは僕達と深い関わりがあるように思えて仕方がなかった


彼女の方はお腹に子供がいたとの事だったけど
その子供たちはもしかしたら2人ではなかったのか

常識では考えられない何かの力で二人は魂を救われ
数年後、全く他人となって別々にこの世に送り出され

そして二つの命は必然と出会い

ある試練を乗り越えた時に
ここに導かれるように決まっていた事ではなかったのだろうか

何かを成し遂げるために生かされているのではないだろうか



いや......
そんな非現実な事はありえない.....


理解に苦しむ現象に僕とユノは混乱しながら
その場にしばらく立ちすくんだ





「なぁ....チャンミナ.....」



「はい...]



「考えててもしょうがないし...」



「そうですね....
ヒョン、神像にお祈りしましょうか..」


「そうだな
沢山の伝説がある神像だったんだよな
おばあさんに聞かなかったらきっと
通り過ぎていただろうしね」



過去に神の像と敬われ
人々に足を何度も運ばせた石像


今は土に埋もれつつ壊れ欠け
その姿を見に来る者は誰もいない


僕とユノは膝まづき手を合わせて
心から祈りを捧げた

ユノはポケットから例のキャンディーを取り出すと
石像の前に供え


「ここ素敵なとこですね
僕とチャンミンを導いてくれてありがとうございます
これ甘くて美味しいんですよ」と言った


僕は少量のペットボトルの水を
石像の前に少しふりかけて

「いつまでもここを見守っていてください」

そう言った



するとどこからか温かい風がフッと吹いて
砂が舞い上がる
それと共に格子模様の布が宙に舞い
ゆっくりとフワフワと飛んでいく




「ヒョン、、あれ........」






誘われる様に僕とユノは布の先を追いかけて行くと
1本の木の下でストンと落ちる

そこには2人分座れるスペースの石段があった










つづく





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神秘の世界に少し突入しちゃいましたね^^;;
何故チャンミンがこの場所に惹かれたのか
ユノと一緒にここに導かれてやって来たのか
全ては謎ですが
2人が今ここに一緒に生きているということが
必然とも奇跡とも言える現実であり真実である事を
お話に書きたかったので^^

そして
前記事コメント沢山ありがとうございました^^
エントリだけでゼイゼイしちゃいますが
これもまた嬉しい悩みですね^^
まずはどのくらいの確立なのか^^;;
当落日早く来てほしいような来てほしくないような...(爆)

テーマ : 東方神起   ジャンル : アイドル・芸能

プロフィール

YUNA

Author:YUNA
ご訪問ありがとうございます☆
東方神起を愛してやまないYUNAと申します
チャンミンのピュアな魅力にどっぷりハマってます♥
ユノが大好きです敬愛しています^^
2人の温かい空気感が大好き
東方神起には夢と希望と幸せを貰っています
他には赤ワインが大好物!!
趣味は?と聞かれると
東方神起と赤ワインと答えてしまいます。どうぞよろしくお願いします(*_ _)ペコリ
コメントはお気軽に♪
トン好き酒好き大歓迎!

♥I LOVE Changmin♥

チャンミン 2017 GIF

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